ノストラダムスの大予言

大地震の予言で思い出したのですが、ノストラダムスの大予言が話題になった時期がありました。中学の頃だったか水スペの様なテレビでも特集され、過去にも大きな災害や戦争を予言的中させたという事で、1999年に世界が滅亡するという事を信じてやまない方が、私の周りにも結構いました。

あの終末思想に関しては、私も半信半疑ながらも『ひょっとしたら？』と思わせる程リアルなものでした。本気で1999年に地球が滅亡すると信じた人間が、高校を卒業したらどのような行動をとるか？私が大学時代にバンドを組んでいたM君は地元の進学校を卒業すると、大学をわざと落ち、音楽系の専門学校に入りました。そしてバンド活動をする事が『どうせ1999年に死んでしまうのなら』と選んだ彼の自由な行動でした。

私が大学時代に鶴岡にいたバンド仲間K君が、ジョーペリーを迎え復活をとげたエアロスミスを武道館で一緒に見て、私のアパートに泊まって行きました。酒を飲みながらアレコレ話をしていると、私が笑い話の様に前出のM君のノストラダムスの件をお話すると『1999年に地球が滅びるのは当然だろう、俺もあの本は何冊も読んだからわかる』と、しかしそれまではM君の様に滅亡前に自由な事をとは考えていなかったのですが、１年後に彼は鶴岡を出て東京に住みバンド活動を始めたのです。

ふたりの共通点はバンドで、しかもハードロック、ヘビメタ系でした。何故か納得してしまいます。そんな終末的な曲も多くありますし。しかし彼らは2000年を向かえてどう思ったでしょうか？それから鶴岡に大地震が来ると信じている人で25日前にどこかへ逃げる方もいらっしゃるのでしょうか？