100円のコーラを1000円で売る方法

リサイクルショップ　創庫生活館鶴岡店
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先日の福岡出張の際に、出張期間中に読み切れそうな簡単な本と思い、100円のコーラを1000円で売る方法を購入しました。ベストセラーで続編も出ているので間違いないと思ったのですが、少し残念でした。マーケティング論の初歩をストーリー仕立てに、噛み砕いてお話していますが、（決して私がマーケティングに精通しているとは思いませんが）今更確認する様なお話ではありませんでした。経営論をストーリーに乗せるという意味ではモシドラの二番煎じですが、ストーリーも実に稚拙でした。これから社会に出ようとしている学生にはいいかもしれません。

このブログねた用にコーラの画像を探していたら、↓こんなのを発見しました。お茶風味のコーラだそうです。これは飲んでみたいです。


マーケティングと静岡のコーラで思い出したお話しがあります。今から１０年以上前の家具専門店時代の事です。静岡市は和家具の製造メーカーの産地です。あるメーカーさんの展示会で屋久杉の和茶棚の特価品が出るという事で、そのひと品目当てに静岡まで出かけたのです。屋久杉は屋久島の天然記念物で、伐採が禁じられている希少な材木です。台風等で倒木した物がセリにかけられるので、本物の屋久杉を使った家具はとても高価です。実は屋久杉と言いながら紅檜という材をを使ったものも流通する事もありますが、刻印入りの本当の屋久杉でした。

まともに仕入れたら８０万ほどで売る商品を５９８０００円で販売しました。それでも利益はタップリあったのです。これを、ある営業マンは懇意にしているお客様に、何と１０万円引きで提示すると、更にお客様から『４とか９とか縁起が悪くて嫌なんだよね』と言われるままに３５万円で販売したのです。

『安売りや値引きするならバカでも売れる』と、ある家具屋の社長さんが言うものでした。確かに屋久杉の希少性や商品価値をシッカリ伝えれば値引きなんてしなくても売れるはずなんです。残念ながらこの営業マンには説明する能力や知識が無かったのです。

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