鶴岡市の運動会

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TOP画像は地方紙に掲載されていた、鶴岡の田川地区の運動会に鶴岡市在住の外国人の方が参加したという記事です。確かに運動会と言っても、各国でいろんなやり方があると思うし、こういう形で日本の文化に触れていただくというのは、とても貴重な経験で、楽しかったのではなかったでしょうか。

５月最終日曜日か、６月の第一日曜日は鶴岡市各地域で運動会が開催されます。概ね小学校学区単位での運動会ですが、旧町村は部落対抗で、孫からお爺ちゃんお婆ちゃんまで家族総出だそうです。

旧町村は何となく、和気あいあいで盛り上がるそうですが、市内の所謂ナンバースクールの運動会はある意味殺伐とした、特に親がマジモードの運動会なのです。

賛否両論で『これによって地域に一体感が生まれる』『親子の関係も深まる』という意見もあれば『親がでしゃばり過ぎで、子供の運動会ではない』『仕事に支障をきたす』という意見もあります。ナンバースクールも町対抗なのですが、本気な町では１か月以上前から早朝練習をやっている所もありました。これが仕事に支障をきたすと、ある方が嘆いていました。他地域からいらっしゃった方が、この運動会の是非で壮絶な夫婦喧嘩になったとも言っていました。

親も競技に参加するのですが、玉入れや大縄飛び、綱引きと言っても、おざなりなものではありません。やはり本気なのです。玉入れだってただ投げまくるのではなく、玉を沢山抱えて『せーの』と一斉に投げると、籠の上で球がぶつかりあって沢山入るのでは？とか、小さな子供たちには拾い役をさせて、高学年の生徒や親が投げる役とか、、、しかしこれは小さな子供が拾うだけというのは、勝つためと言えど可哀そうという結論になりました。綱引きも体勢をネットで研究したり、、、正直わたしも最初は『そこまでいなくとも、、』と思うものでしたが、どうせやるならと真剣に取り組んでいました。勝てれば嬉しいし、負けても本気で悔しくはありませんので、損はありません(笑)。

旧市内に住んでいては、同じ町や近所と言っても、こんな事がなければ話す機会も、ましてや飲む機会など皆無です。そういう意味では、鶴岡市の地域運動会の価値は高いと思います。やり過ぎには抵抗がありますし、仕事に支障がでる様では困りますが、親の間で温度差ができない程度に盛り上がれれば、良いイベントだと思います。

因みに、一昨日の日曜日は当店も運動会の影響で、朝イチ以降はとっても暇でした。鶴岡市の運動会文化は、例えば秘密のけんみんショーのネタになっても良い様な独特なモノだと思います。

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