六カ国協議が今回もなかなか進展しない。その前に北朝鮮と米国がベルリンで二国間協議をしていた。そもそも北朝鮮がこの二国間協議を主張し、米国は拒否して来た。どういう理由か知らないが、核実験があったからか、ベルリンで行われた。それらを踏まえて、今回の六カ国協議だと思うが・・・。
以前に藤原帰一のアジアでは冷戦が終っていない、との説・解釈を紹介した。中国との国交回復(周恩来とキッシンジャー)はその場の権謀術数であって、本質的解決になっていない、と言う意味である。
今回の北朝鮮対策、中国を含む対応策を見ているとその場の権謀術数にもなっていないように思える。米国にとってはイラクの泥沼の方が重要課題でしかもイランの核開発問題も絡んで、ますます困難の度合いを増している。
欧州では冷戦が解決した・・・、が藤原帰一説であるが、EUが、そうしたことを背景の一つとしてか、あれこれの難題を解決しつつ前進しているように見える。
さて、そもそも六カ国協議であるが、日本としては、米国の場当り権謀術数の短期対応策にどこまで付き合うのか、考えなければならない。拉致解決一本やりはこの短期対応策とタイミングとしては合っているように思える。もう少し長期的な視点に立つべきであろう。藤原帰一先生の本をもう一度読み返して、外交リアリストの視点に立ち返ろう。
以前に藤原帰一のアジアでは冷戦が終っていない、との説・解釈を紹介した。中国との国交回復(周恩来とキッシンジャー)はその場の権謀術数であって、本質的解決になっていない、と言う意味である。
今回の北朝鮮対策、中国を含む対応策を見ているとその場の権謀術数にもなっていないように思える。米国にとってはイラクの泥沼の方が重要課題でしかもイランの核開発問題も絡んで、ますます困難の度合いを増している。
欧州では冷戦が解決した・・・、が藤原帰一説であるが、EUが、そうしたことを背景の一つとしてか、あれこれの難題を解決しつつ前進しているように見える。
さて、そもそも六カ国協議であるが、日本としては、米国の場当り権謀術数の短期対応策にどこまで付き合うのか、考えなければならない。拉致解決一本やりはこの短期対応策とタイミングとしては合っているように思える。もう少し長期的な視点に立つべきであろう。藤原帰一先生の本をもう一度読み返して、外交リアリストの視点に立ち返ろう。