押しても駄目なら

風が吹けば、と共に非線型現象の第二例でしょう。

六カ国協議ーその後-1

2007-02-16 17:14:01 | 気になる記事
朝鮮日報によると、ベルリンにおける北朝鮮・米国の二カ国協議以後の米国政府の姿勢に対し、保守派/ネオコンの批判が噴出しているそうな。長くなるが、引用すると
『・・・同様に保守系シンクタンクのヘリテージ財団や米エンタープライズ研究所(AEI)も、ホームページ全面に掲載している文章を通じ、北朝鮮との核取引を強く批判している。

 これらの主張の核心は「この程度とはいえ、北朝鮮を交渉の場に引き出せたのは強力な圧力のおかげだった。それなのに、金融制裁やテロ支援国家の指定、敵国通商法の適用など、米国が北朝鮮を動かす上で最も強力なテコとなる措置をなぜ解除してしまうのか」というものだ。

 また、コンドリーザ・ライス米国務長官やクリストファー・ヒル米国務次官補が核拡散問題の専門家らに相談もせず、ブッシュ大統領と直接やりとりし、交渉を主導した点も多くの批判を受けている。』

「核」で変わる新時代外交と言う記事を佐藤優が宝島2007年3月号に書いている。この記事は最近の六カ国協議以前だが、論点その1は山崎拓氏が北朝鮮へ出掛けたのは良かった。外交チャンネルはこうした混乱した、緊張状態では複数持っていることは大切である。その2は北朝鮮対策には常駐機関をおくことが大切。その3は北朝鮮を内部から自壊させる「モノとカネ」・・・。ここの説明は難しい、ソ連が「モノとカネ」で自壊してゆく過程をつぶさに見た経験から彼独自の見解・意見を展開している、面白い!これは買って読む価値がある、この部分の立ち読みでも良い。佐藤優は更に独自理論を展開して、東アジア情勢と中東情勢の絡み合い・リンクが大切であると説く。イランとの関係、イラン核開発絡み、において日本は存在感を世界に示せる、との説、面白い。

追加:田中秀征の意見はここ


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