ルリの鳥見日記

万年初心者バードウォッチャー、ルリの怪しさ大爆発の鳥見とラーメン食べ歩きの記録です。

天雷軒 九段下(東京都千代田区飯田橋)

2012年06月15日 22時49分26秒 | ラーメン
今日は仕事帰りに途中下車して食べに行ける範囲で開拓してみようということで
九段下のアパホテルの1階に入っている「天雷軒 九段下」に足を運びました。

店に入り、窓に面したカウンター席に座り、琥珀醤油チャーシュー麺(900円)と
琥珀茶漬け用ご飯(150円)を注文して待ちました。

出て来たのは魚介と醤油がきいたスープにややウェーブのかかった細麺が入り、
チャーシュー、ネギ、白髪ネギ、糸唐辛子、水菜、ゴマ、海老粉が乗った一杯でした。

スープはあっさりしており、繊細で優しい味わいです。麺は細いながらも
コシはしっかりしていて、スープの持ち上げも悪くはありません。
海老粉を溶かし込むとスープ自体の味は変化するのですが、
麺を食べてその変化を感じられるのは全部溶かし込んでからといった具合です。

チャーシューはスープの味を邪魔しない薄味で、薄切りで柔らかいので、
丼全体のバランスを考えると理に適っていると思うのですが、
ボリューム感とか肉の食感を求めるのは酷かなぁという気がします。
白髪ネギと水菜のシャキシャキ感がアクセントになっているのは良いのですが、
海老粉の香り、ゴマの香り、糸唐辛子の辛味がいささか盛り込み過ぎな気がします。
どれか1つが突出するという訳ではなくバランスはとれているのですが、
バランス良くまとまっているが故に個々が埋没してしまっているかなぁという印象です。

麺を食べ終わる少し前に琥珀茶漬け用ご飯が漬物と一緒に出されました。
食後にそのスープをご飯に注ぐと確かに茶漬けになりました(写真左下)。
ダシがきいていてサラサラッと食べられるのですが、わさびは香りが飛んでいたのか、
溶かし込んでもあまり味に変化がありませんでした。

全体的には細部に詰めの甘さは感じるものの、ラーメンそのものだけではなく
〆まで考えられ、掲げるコンセプトをきっちり具現化していると一杯だと思いました。
コメント
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