Vipro's
サイクルモードでデモしてて気になったブランドの一つです。

左から『クリーンイノベーター』、『muonライト・プロトタイプ』2本、『muon』2本。
クリーンイノベーターは珪素系コーティング。いわゆる
ガラスコートで、ポリッシュとコーティングを同時に行えます。
新車時の光沢を蘇らせ汚れの付着を防止し、表面硬度が上がるのでキズが付くのを防ぎます。
スプレータイプですがムース状ですので、飛び散り難く施工しやすいです。
用途は、自動車・オートバイ・自転車・航空機・レーシングカート。
外装として、塗装面・ガラス・樹脂・メッキ・ホイール。
内装として、内ガラス・ダッシュボード・ヘルメットのシールドなどのクリーニング。
自動車はミラー・ヘッド・テールランプなどあらゆるところに使えそうでしたが、フロントガラスには使わないほうがいいそうです。ワイパーがビビるようですね。
そうそう、F15のキャノピーにも使ってるんだって。
次の2本は『muon』の粘性を落とした試作品。これから身をもって試してみようと思いますが、この天気じゃ乗れないね。
暴露試験には良い条件かもしれませんが…
右の2本が『muon』
高荷重型低フリクションタイプ。

こちらは製品版の『muon』です。
以下、リーフレットから抜粋。
通常、極圧系潤滑剤は、ベースになるオイルに5~15%の潤滑(極圧)添加剤を配合しますが、『muon』は、添加剤を50%と高配合しており、“添加剤がベースオイル”という他に例の無いチェーンオイルです。
また、今まで塩素系以外の潤滑油では不可能とされていた、塗布直後からの極めて薄い高荷重対応潤滑皮膜の形成を可能にしました。
ということで、塗布した直後からチェーンが無音になるので『muon』。
どうやら自転車にターゲットを絞った製品のようですね。
新潟県ではウチが初めての取り扱いだそうです。
私って何でも手を出しすぎなのかなぁ…。

『グレサージュ』
高荷重型(高負荷)耐久性チェーンオイル
耐久性に的を絞ったということですが、ねばねばする増粘材を配合してないのでフリクションロスを抑えます。
これからの季節や海辺のサイクリング、海水が付いたまま走っちゃうトライアスロンなどに向いてそうです。

忘れちゃいけない。海水で思い出しましたが、『ヴィプロス』は元々マリンスポーツ用のケミカルから発展したということで、塩害対策の製品が揃っています。
左から、ズバリ『サビ取剤』、『マリンルブリカント』、『耐塩水グリス』です。
『サビ取剤』には研磨剤を含んでおらず、化学変化によってサビを浮かせて除去します。
『マリンルブリカント』はパーツの奥まで浸透して防錆潤滑皮膜を構成して腐食を防ぎます。
『耐塩水グリス』は塩水以外にも汗や酸に強い耐性があり、ボルト・ナットなどの固着を防止します。
汗で固着するハンドル回りや、ケーブルのアウターカップの腐食防止に良さそうですね。
これからオーバーホールで預かっているトライアスロンバイクのチューンナップに使ってみようと思います。
ところで、これらのケミカルは自転車にはオーバースペックだと思う?
正直、頻繁に手入れをしている人には過剰性能だと思います。
でも、雨の日でも通勤やツーリングに行く人や、数ヶ月も乗りっぱなしで手入れしないって人もいますよね。
中々手入れをしない横着な人こそ、良いオイルの効果が発揮されやすいと思います。
なんか最近変速性能が鈍いなぁ…とか、メカニカルノイズが出てきたなぁって思ったら試してみて。