本日の召使 : フレデリックさん(俳優ロバート・デニーロ家の執事)
俳優ロバート・デニーロ宅の使用人が、全員解雇されてしまったそうです。
そもそものきっかけは、
あるメイドがデニーロの奥さんの宝石を盗んだことに始まったようですが…
詳細はこちら。
大俳優ロバート・デニーロ「家政婦が見つからない!」と悩みの種
〔ABS(アメリカン・バカコメディ)振興会より〕
「デニーロに長年仕えてきた執事の . . . 本文を読む
本日の召使 : バーカー(執事)
(『プリーストリー氏の問題』A・B・コックス著 小林晋訳 晶文社 2004年 原題:Mr. Priestley's Problem)
以前でましたジーヴス…のページでコメントを頂いたくろにゃんこ樣から
「興味深い執事が出てきますよ」と教えてもらいました。
それがこの『プリーストリー氏の問題』に登場、
執事のバーカーです。
『プリーストリー氏の問題』
バー . . . 本文を読む
本日の召使 :マーヴィン・バンター (従僕)
『誰の死体?』(原題Whose Body?1923)ドロシー・L・セイヤーズ著 浅羽莢子訳 創元推理文庫(1999)より
最近はジーヴスをはじめ、魅力的な従僕やバトラーとの出会いが続いてまして、
うれしい限りです。(忍び笑い)
誰の死体?
本日の従僕、バンターもなかなかの人物です。
彼は、イギリスの公爵・アマチュア探偵のピーター卿に仕えております。
. . . 本文を読む
本日の召使 : プレイズワージ(バトラー)
『ぼくのすてきな冒険旅行』(シド=フライシュマン作 久保田輝男訳 少年少女学研文庫 1970年)より
絶版なんですよね、この本。残念です。
すばらしい冒険小説なのに。
近所の図書館をまわって、一冊だけ書庫に保管されていたのを借りてきました。
左でシャベルを持っているのが、
バトラーのプレイスワージ。
となりがご主人の少年ジャック。
ん? これのど . . . 本文を読む
本日の召使 : セバスチャン(執事) アニメ「ペリーヌ物語」より
この執事も名前が「セバスチャン」ですね。
こちらのセバスチャンは、
フランスで一、二を争う繊維工場の持ち主である
盲目の老人ビルフラン(主人公ペリーヌの祖父)の屋敷に仕えています。
ある日、工場から屋敷へ戻ってきたビルフランを迎えたセバスチャンは
おどろきます。
頑固で有名な主人ビルフランが、
13歳ほどの年若い娘とともに、馬車 . . . 本文を読む
この前のブログメイドの名前の定番で、メイドたちの名前は
受け持つ仕事によって決められていた、と書きました。
では、男性の召使の場合はどうでしょう。
なんと、男性にもありました。
フットマンの、ジョンとジェイムスです。
以下は、Staley Ager著 The Butler's Guide からの引用です。
(著者のStaley Agerさんは14歳で召使のなかでは一番地位の低い
ホール・ボーイ . . . 本文を読む
本日の召使 : 森蘭丸(小姓)
わが家にある「教訓例話辞典」(東京堂出版・S43) 、
“森蘭丸”の項からの引用です。またある時、信長は自分で手の爪を切っていたが、畳の上に散らかった爪を蘭丸に拾わせた。蘭丸はそれを拾い集めていたが、いつまでたってもまだ捜しているようである。信長が「どうしたのだ」と聞くと、「九つまで見つかりましたが、一つ足りませぬ」というと、信長は「それはここにある」と、手を開い . . . 本文を読む
「ハイジ」のセバスチャン、その2です。
ゼーゼマン家(クララの邸宅)に着いたハイジに、
家政婦ロッテンマイアさんがいちばん最初に与えた戒めは、次のことでした。
まず気をつけてほしいのは、お食事ちゅうはゼバスチャンとお話ししないこと。ふだんでも、何か用事のときとか、どうしてもきかなくてはならないときのほかは、いけません。それから、あの人を呼ぶときは、あなた、とか、ゼバスチャン、とかおっしゃいね。 . . . 本文を読む
「執事の名前といえばセバスチャン、というイメージがあるのですが、
これって元ネタがあるのでしょうか?」
はてな質問にこのような質問&回答がありました。(現在は終了)
回答での有力候補は、やはり「ハイジ」(アニメ含む)登場のセバスチャン、のようです。
しかし、物語上の実際の執事は、セバスチャンではなく、ロッテンマイアさんです。
ロッテンマイアさんは、ここの奥さんがなくなってからですが、長年 . . . 本文を読む
本日の召使 : パスパルトゥー(侍従) 小説「八十日間世界一周」より
「よろしい。ところで、いま何時かな」
「十一時二十二分です」とパスパルトゥーはチョッキのポケットから大きな銀の時計をだして、答えた。
「おまえの時計はおくれているぞ」とフォッグ氏がいった。
「失礼ですが、そんなはずはありません」
「いや、四分おくれている。だが、それはどうでもいい。四分のおくれを確認しておけばいいのだ。では、い . . . 本文を読む
ちょうど桜の季節ですので、桜にまつわる召使の小噺をひとつ。
頃は江戸時代。とある武家屋敷。
殿様が夕餉の座に着くと、今晩のおかずはお頭つきの鯛の塩焼き。
「魚の王様・鯛」
といったって、口の肥えてる殿様にとっては食べ慣れたもの。
それに上つ方ってぇのは、ガツガツ喰ったりしないもんなんですな。
庶民のように骨までしゃぶったりせず、
たいてい魚の片側に箸を二三くち付けて、
おっとりと「もぉ、よい」 . . . 本文を読む