高校球児に学べ

今日も終わった。
全力で駆け抜けた。
頑張るのは当たり前。
泣きたくなるような毎日が、またひとつ過ぎていった。

アルコールより炭酸水や水が欲しくて、
休肝日も３日が過ぎた。
裸でベッドに身を預けて扇風機の風を受けていると
骨身をさらすと言う言葉がぴったりくる。

目を閉じれば、脳ミソは絶え間なく何かを企み続け、
考え事とも夢とも妄想ともつかない物語が展開される。

もういくつ寝ると、盆休み♪

四面蝉歌

２時過ぎまでは覚えているので、
眠りに入ったのはそのあとだろう。
体内時計が働いて、アラーム前に気が付いた。

予想していた程は心身ともに重たくはなかった。
違和感も和らぎ、ほとんど感じなくなっていた。

ただ、眠っていたい・・・
という言葉が頭を駆け巡っていた。
そして、蝉時雨の中をだらだらと朝が過ぎていった。

いつもの時間に家を出たが、
駅の改札付近へ着くと直ぐに電車が入ってきた。
反対側の電車かと思っていたら違っていた。
慌てて階段を駆け下りて電車に乗った。

空を見上げれば灰色の雲だらけだった。
風向きは望まない方へ傾いたままだった。
電車の扉が開いたとたん、けたたましい蝉の鳴き声に占拠された。

お呼びがかかった？！

１５年来付き合ってきた親しらずが、
変化を始めたのだろうか。

ずっと抜かずにきた、むし歯。
歯茎に半分覆われていることもあって、
治療もやりにくいと言うことで、
どっかのタイミングで抜歯しましょうと
ここまで付き合ってきた。

痛みまではいかない、
これまでとは違った違和感を感じ始めている。
そろそろ時間なのかもしれない。

今夜はなかなか寝付けない。
それでいて、不思議な脱力感。

襲われているというより、包まれている感覚が強い。

めいそうちゅう

昨夜未明から降り始めた雨は、
明るくなってからも降り続いていた。

途中で起きることもなくぐっすりと眠っていた。
起床時間を知らせるアラームにしばらく気付かなかったほどに。

アラームを止めて、ひと伸びしてみると、
ここはどこなんやろ？
みたいな静かでとぼけた感覚の中にいた。
二度寝を味わう日ではないこともわかっていた。

朝のスケジュールを進めて行くと、
あっと言う間に洪水のように流れ込み渦を巻き出した。
仕事の段取りやら、
連絡とるべき内容やら、
それぞれのその先の展開予測やら。

ぼんやりしているようで、
脳の一部分だけが激しく動いているみたいだった。

いつもの時間に家を出た。
その筈なのに、駅へ着く手前で電車がホームに入ってくるのが見えた。
時間を確認すると、ダイヤの乱れであることがわかった。

雨は同じリズムで降っていた。
ボーっと突っ立っていた。
靴の中には、雨水がしみ込んでいた。

肝心なとこで、つまずきまくり

怒涛のラストスパートが始まった。
今月末期日の仕事をたくさんいただいたので、
今も大変なら、反動の来月も大変だ。

だと言うのに週の始めから小さな失敗が重なり、
社員間もうまく連携が取れていなかったので、
初っぱなからかなり出遅れた。

ヤバイ。
笑えないくらい強いストレスに取りつかれている。
不安材料ばかりに目が行ってしまう。

何かを加えるか捨てるかして
バランス取らなきゃ。
どんどん視野が狭くなってしまう。

先ずは休肝日を捨てようかと揺らいだが、
予定通りアルコールを絶つことは出来た。

良くしようとする発想は一旦棄てて、
悪循環を避ける工夫に集中しよう。
スケジュールの見直しから始めて、
新たに必要となった時間や人手を確認しよう。
優先順位の見直しはそれからでもいいだろう。