失格者の心構え

流れに身を任せて、立ち止まることなくその流れの中で懸命に生きる。
いいも悪いもなく、
成功や失敗にこだわらず、
与えられた御縁を使命と信じ、あらゆる困難も全て受け入れて生きる。

これは見方によっては、余程馬鹿な生き方にも見える。
正義の味方が何の見返りを求めず、悪と称される連中を来る日も来る日もやっつけ続ける姿にどこか似ている。
正義の味方だって腹も減れば、疲れだって溜まるし、あれこれメンテナンスも必要だ。

そこには生活感が抜け落ちている。
しかし、生活感がないからヒーローとしての輝きは生まれる。

私はヒーローなんかじゃないんだから、
一人いい気になるのはいいが、
人知れず巻添えを食わされる人達を無視していい訳がない。
これ以上の真空の闇に飛び込むのなら、
身辺整理を先に済ませなければ、いけないよな。