呆れた馬鹿が馬鹿になる
銀の聖者が煙と消えて
阿呆がどこにもいなくなる
行方知れずの聖者は四人
金庫の金が鼠になって
闇夜に紛れて流れてく
阿呆はどこにもいなくなる
呆れた馬鹿は何をした
人を食らった豚を殺して
しっぽを縛って海に放った
呆れた馬鹿は殺した豚に殺される
見えない豚は闇夜に紛れ
銀の聖者の首を噛む
聖者の首はごっそりとれて
中はからっぽ脳味噌もない
結局すべては嘘なのだ
関係ないと思ったか
殺した奴の心など
どこにもないと思ったか
おまえがあのときしたことは
思いもしない暗い夜から
林檎のように溢れ出てくる
かあわいそうに かあわいそうに
何も知らない馬鹿がいて
全てをやったその後で
馬鹿を知っても何もない
闇夜の豚に食らわれて
銀の聖者は消えてゆく
阿呆はどこにもいなくなる
阿呆が闇夜に消えてゆく
Aは あほばっかりの A