もう阿呆はいやじゃ
悔い改めよと
何度いさめても
馬鹿にするばかりで
とんと言うことを聞かぬ
愛に逆らって生きていけば
いずれすべてを失うぞと
何度言い聞かせても
耳を貸しもせず
馬鹿をやり続ける
ゆえに神は
もう阿呆を離す
何千何百度と語りかけても
返事をしない馬鹿は
もうすべてあきらめる
夢のような幸せと思い込んで
ぎらぎらしたがらくたを抱き込んでいる
馬鹿者よ
そんながらくたと引き換えに
失ったものの正体を
まだわかることができないか
おまえは
人間のために
神が創った幸せを
すべて断ったのだ
まことのおのれを信じ
愛に生きていく
美しい心の幸せを
馬鹿だと言って
切り捨てたのだ
そんな阿呆は
もういやじゃ
神の空の下にいることを
もう許さぬ
愛が何もない
虚無の地平へと赴き
そこで永遠に
自分のことばかり
考えているがよい
