馬鹿なことをした自分から
逃げたいと思えば
もうおまえは屑になる
自分のやったことを
すべてないことにして
何も痛いことはしないで
まるのまま真実をすり替えて
何でもない顔をして
すべて自分だけをよいことにするために
できることは何でもやる
獣よりも痛い馬鹿になる
動物は痛いことなどできないから
まだいいのだ
だがおまえは
未だに
動物のように自分だけを助けるために
人間の高い知恵を
好きなように使う
そして
あらゆる存在を馬鹿にして
自分の支配下におき
自分を神のように崇め奉らせようとするのだ
それでなければ
自分がきよいものにならないと
思っているのだ
馬鹿め
嫌なことばかりする
知恵と技術が
雀の涙ほどにしか
進んでいないというのに
それだけで
神に成り代わろうとするのか
阿呆が
石くれひとつさえ
満足に作れないというのに
いい加減に闇にこもるのをやめて
正直な姿に戻り
阿呆になって出て来い
痛いことはまだ何もできない
何も知らない自分を
素直に認めて出て来い
赤裸の姿の恥を
すべてに見られるのを覚悟して
出て来い
そしてすべての存在のために
明るく働いていく道を
ゆくのだ
阿保になるとは
嫌なことばかりする獣の闇に
逃げていくということばかりを意味するのではない
自分を小さく馬鹿みたいなものにして
正直に神に自分をささげよという意味もあるのだ
もう永遠に
馬鹿はやめて
馬鹿になれ