自己存在は常に
進歩の流れの中にいなければならない
停滞の中に安住する者は
生命を死に腐らせる
自分の生きる世界を壊されることを恐れ
進歩し変化していくものを憎み
恐ろしい虐待をする
そして
世界を滅亡に突き落とす
進歩とは
魂の耳で神の声を聴き
自分の殻を破る痛さに立ち向かい
見も知らぬ虚空へ
自分を伸ばしていくことである
弱い自分が安心できる
既知の狭い世界のほかに
美しく快い真実の世界があることを信じ
高く伸びていくことである
それができるものは
永遠に進歩し
自己存在の永遠の幸福を知ることができるだろう
低い段階をヤスデのように這い
屑のような知識をもてあそんでいるだけでは
何の進歩もない
段階の高い知恵を手に入れるために
一旦すべてをクリアしなければならない
あれほど恋い焦がれていたものが
小さな壺の中の一滴の酢に過ぎなかったことを
わかることができれば
人間は限りなく伸びていくことができる
恐れずに
魂の耳を開き
神の声を探しなさい