かなしいと思う前に
笑ってしまうんだ
わたしは
なぜだろう
わからない
こんな自分であるのは
もともと
神様が
こんなふうにわたしを作ったからだろうか
あまりにも
悲しい運命が待っていても
わたしはふと
笑ってしまうんだよ
なにもかもいいと
すべては 愛だからと
なにもかもが その一瞬で
なくなってしまうんだ
不思議な ゼロを持っているんだよ
わたしは
水晶のたまごのような
堅いけれど 柔らかくて
甘くて 透きとおっていて
かわいらしくて 白くて
熱く光っている
それがあると
どんなつらいことがあっても
一瞬でなくなって
幸せになって 笑ってしまう
もういいんだよ
なにもかもは
なんにもないから
わたしには
愛しているよ
ずっと
愛しているよ
わたしの小さなゼロのたまごを
甘い粉砂糖にして
あなたがたにあげよう
悲しいことがありすぎるときは
それを自分にふりかければいい
なにもかも
一瞬で
なくなってしまうから
すべてが 涙に溶けて
愛になってしまうから