女性が救世主になることなど、信じられないと思っている方が多いでしょうが、これはもちろん、あなたがたがまねいた結果です。
女性として生まれてきたかのじょ以外の、男性の天使を、ほとんどすべて殺してしまったのは、あなたがたなのですから。
死んだ天使の中には、かのじょより高い力を持ち、高い使命を持っていたものもいたのですよ。
時代ゆえに、難の多い人生になるとは、かのじょも思っていましたが、まさかここまで大変なことになるとは思っていなかったというのが、かのじょの正直な気持ちです。
もちろん、わたしたちにとっても。
現実的に、かのじょがこういうことになってしまったのは、あなたがたの態度が、あまりにも未熟にすぎたからです。
考えたくはないでしょうが、考えなさい。
高い使命を背負い、悲愴な覚悟で救済をやってくれていた天使に、あなたがたは何を言ったのですか。
逃げられはしません。
あまりにもひどいことをした。それゆえに、人類はもう、自然界に愛されなくなったのです。
考えてもごらんなさい。そのようなことをなしたものを、あなたがたは愛せますか。
いかにこどもとはいえ、愛せますか。
サビク