make my style

日常の視点

大晦日・御節メイキング

2006年12月31日 | kitchen
黒豆は、家族がまめ(健康)に暮らせるように、
豆のように皺がよるまで健やかに過ごせるように願って食べるのだそうです。

無水鍋で、水を足しながらひたすら4時間くらい煮ました。
しかし、最後の煮詰めるところで、皺がよってしまいました。

来年はもっと工夫してみよう。



きんとんは「金団」と書いて金のだんごという意味だそうです。
栗きんとんは、黄金色の財宝に例えられ昔から縁起のよい栗をたくさん加えるおせちの定番料理。

私は甘いのが得意ではないので、砂糖の分量を少なくして
栗の甘露煮のシロップを多めに入れました。
甘さが上品でおいしい栗きんとんになりました。




小魚を田畑の肥料にしたことから名づけられた田作り。
材料であるごまめは、かたくちいわしの幼魚を干したもので「五万米」と書くそうで、豊作を願う素材。
小さくても「お頭つき」のおめでたい一品です。

最後にけしの実をたくさんまぶしましたが、けしの実はなんだかビジュアルとしてかわいいです。

気に入りました。




菊花かぶ。
my畑からとってきた、コカブを使って菊の花のようにカブに切れ目を入れて
あちゃら酢(赤唐辛子を加えた甘酢)に漬け込めば出来上がり。
ジップロックの保存容器で寝かせ中。




今回大ヒットだったのが「たたきごぼう」
こんなにおいしくできるのか?ってくらい、ほどよい酸味とごぼうの風味がちょうどよくって大ヒット。
つまみ食いがとまらなくなる一品でした。
(これは、母からレシピを聞かれたくらいのできばえです)



えびの鬼がら焼き。
長いひげを生やして腰が曲がるまで長生きするようにと願って頭つきの海老で作るのだそうです。

家庭用のコンロ2つはおせちを作ってる間中、いつもふさがりっぱなしなので、これは魚焼きのコンロで作りました。

海老は、たくさん買い込んでしまったので、ついでに残った分はパン粉までつけて海老フライ用に加工してから冷凍庫へ。

ある日の一品として重宝することでしょう。

その他、数の子や昆布巻き、がめ煮や、紅白なますなどなど意外とやればできるものですね。

楽しくて嬉しかったです。



2006年最後の夕陽

2006年12月31日 | つぶやき
おせちを作り終えて、今年やることは大体やったな~と
考えながらベランダから外を見てみると、美しい夕陽の景色がありました。

今年最後の夕陽をのんびり眺められる、そんな1年の締めくくりを迎えられたことに感謝です。


本日の晩ごはん 圧力鍋でスペアリブのマーマレード煮

2006年12月30日 | kitchen
キレイな伊都豚のスペアリブ4本が300円くらいで売っていたので、よっしゃー圧力鍋で柔らかいスペアリブを作るぞ!

と張り切って購入(張り切るような金額でもございませんが・・・)してきました。

前の晩に、にんにくと生姜と玉ねぎとにんじんを全部まとめてフードプロセッサーに入れちゃって、ちゃっちゃーとパルス(まわしてチョップ)したものを

チャックのついたジップロックのビニールに入れて、赤ワイン100ccくらいと醤油50ccくらいを足して、塩コショーをしたスペアリブをその中に漬け込み、
冷蔵庫で1日マリネ。

これさえできていれば、
当日は圧力鍋で、漬け込んだスペアリブに焼き色をつけて
水200ccとマリネした漬け汁と野菜を入れて、煮立て、

マーマレード100ccを足して圧力鍋で13分加熱後、煮詰めれば
簡単にスペアリブのマーマレード煮の出来上がりです。

煮詰めるついでにそのマーマレード液に干しにんじんを投入。

冷凍庫から、マッシュして1食分ずつ冷凍していたカボチャとポテトを取り出し
レンジアップして、それをフライパンでバターや牛乳で伸ばして煮詰めれば
おいしいカボチャマッシュ、マッシュポテトの付け合せの出来上がり。

簡単なわりに豪華な見栄えの晩ごはんになりました。

スペアリブにあわせたあと1品は、
キハチさんが紹介されていた、カブとベーコンのココナツミルク煮。



いつものようにイメージで適当にアレンジしましたが、
本当に大変おいしかったです。

ココナツミルクとベーコンの塩気はいいですねー
これだったら、カブじゃなくてジャガイモを入れて、
カッペリーニとかの極細パスタ麺でスープ系のパスタにしてもおいしいだろうな~
なんてインスピレーションが沸きました。

今日もおいしくできて(安くつく)幸せな晩ごはんでした。







ますます加熱する干し野菜熱。

2006年12月29日 | kitchen
寒さが厳しくなってきて、ますます私の中で加熱気味の【干し野菜】。

専門書(?)も何冊か読みこなし(笑)、
やっぱ、干し野菜っていい!間違ってなかった!と確信を持つに至った昨今。

最近では、風の冷たいちょっと晴れた日は、「やった!」とばかりに
出かける前の2、3時間くらいを利用して、ベランダにいろんな形に切ったいろんな野菜をばっと並べて水分を抜いて旨みを凝縮させております。

ちなみに上の画像は、料理であまった厚めにむいた大根の皮を千切りして
大根の皮キンピラに使う用と、ちょっと厚めに切ったにんじんはただ単に肉料理のガルニ(付け合せ)のソテー用。

キンピラは皮ごと干すことで、歯ごたえがショキシャキポリポリと良くなります。
にんじんは、2,3時間干すことで、余計な水分が抜け、甘みが断然増してきます。
そして何より、水分が抜けたことで、料理に使うときの加熱時間が大幅短縮できて嬉しいことづくめです。



こうやって、同じ素材でも料理するときに使う切り方をイメージしながら、
バンバン切っては干しています。
右側の細切りの大根は、中華風の炒め物に使用する予定。
オイスターソースなどとあわせたらおいしいだろうな~とか考えながら今週の献立を考えるのもまた楽しい(笑)。

左側の半円の大根は煮物に使います。
水分が抜けることで味がしみ込みやすくなって旨みも増しているはずです。

白菜も一旦干してから使うと量(かさ)も減ってたくさん食べられますし
歯ごたえがあってくたっとなり過ぎなくて私は好みです。



千切りにしたにんじんは、冷蔵庫の中にあるとなんにでもいつでも使えて
彩が綺麗で便利ですが、これも干すことによって歯ごたえと味のなじみがよくなるのと保存性がさらに増すので非常に良いです。

ブロッコリーも2,3時間干すだけで炒め物に最適です。

ということで、とにかく1週間で食べたいものをイメージしながら
バンバン切って干しています。

大事なことは、日本の保存食風(切干大根とか干ししいたけ)みたいにカラカラに干さないことかな。

ほんの3,4時間くらいの半生が使いやすくておいしいです。

取り込んだら、ジップロックみたいなビニールパックにそれぞれ入れて、
2,3日で使うんだったら冷蔵庫に。
それ以上ならば冷凍庫に入れて、煮込みのときはそのまま使えばいいし、炒め物だったらちょっと解凍してもいいかもしれない。

干し野菜料理を始めてから、断然野菜の摂取量が今まで以上に上がって(何しろ切って準備されているんですから、使いやすいので短時間で料理が出来上がります)
健康にも良い効果があるようです。

ところで余談ですが
スーパーに売ってる大き目のりっぱな野菜の、水っぽさや味の薄さはきっと直感として、化学肥料のせいだと思います。

化学肥料で肥大化した野菜は水分が余計に入りすぎていて
大味でおいしくないなというのは、自分で野菜を作るようになってますます感じたことのひとつです。

普通につくっていれば、土がよかったとしても肥大化しすぎることもそんなに無いようだし、どっちかというと小ぶりでキリッと身のしまった濃い味の野菜ができるように思います。

そんな水分の多すぎる流通野菜もちょっと干すだけで断然おいしさが増すように思います。

これは体感したことであって、理論的にあっているかどうかはわからないのでその辺はご了承くださいませ。

でも、ちょっと手間がかかるけど、時間のある方はぜひお試しくださいね。
というか時間の足りない方こそオススメだったりしますが。




嬉しい誤算

2006年12月29日 | my畑
芽が出たまま放っておいたジャガイモがまた収穫できました。


梅雨前に大量に収穫したジャガイモ。

一所懸命全部掘って探したつもりでしたが、
まだ残っていたのか?

秋になってブロッコリーを植えた後、その間からジャガイモの芽が何気にできておりました。

大雑把な私のことです。

あまり気にせずその行方を見守っておりました。
(基本的に不思議なものはそのままにして様子を見る傾向があります)

するとだんだん葉っぱが枯れてきて、どうやら収穫の予感。

試しに土を掘ってみると出てきました・・・出てきました!
真っ赤な皮のアンデスじゃがいもがたくさん。

これは、晩ごはんの付け合せに2食分くらい使えるのではないか?というくらい出てきました。

へえ。放っておくものですね~
九州はジャガイモは春に植えて夏に収穫するのが一番いいかと思っていたのですが、秋に植えて冬に収穫するほうが、虫がつかないし育ちもよさげです。

今年が暖冬だったからよかったのか、詳しくないので定かではありませんが、もし、夏と冬に収穫できるんだったら、家庭でも使い勝手がよくていいな。

今年は初めてのじゃがいも作りにたくさんできすぎちゃって、
夏と秋はジャガイモを食べたいという気分でもないし(笑)、
どっちかっていうと冬の方が断然出番が増えるジャガイモだけに、使い道に困ってしまったのだけれど、

2回に分けてできるようになれば、うちとしては経済的だな(笑)。


こうやって新しい気付きとともに、嬉しい誤算や悲しい誤算のある畑の世界はとってもクリエイティブだな~と思ったりします。

きっと、
畑にしろ、料理にしろ、何にしてもクリエイティブとかチャレンジとか
そういうのが好きなんでしょうね。

なんだか納得してしまった嬉しい誤算のアンデス収穫でした。




ちなみにアンデスは洗うとこんな綺麗なルビー色になります。
こんな綺麗な皮だから、皮つきのまま食べれる料理方法でいただくのがいいですね♪