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日常の視点

ますます加熱する干し野菜熱。

2006年12月29日 | kitchen
寒さが厳しくなってきて、ますます私の中で加熱気味の【干し野菜】。

専門書(?)も何冊か読みこなし(笑)、
やっぱ、干し野菜っていい!間違ってなかった!と確信を持つに至った昨今。

最近では、風の冷たいちょっと晴れた日は、「やった!」とばかりに
出かける前の2、3時間くらいを利用して、ベランダにいろんな形に切ったいろんな野菜をばっと並べて水分を抜いて旨みを凝縮させております。

ちなみに上の画像は、料理であまった厚めにむいた大根の皮を千切りして
大根の皮キンピラに使う用と、ちょっと厚めに切ったにんじんはただ単に肉料理のガルニ(付け合せ)のソテー用。

キンピラは皮ごと干すことで、歯ごたえがショキシャキポリポリと良くなります。
にんじんは、2,3時間干すことで、余計な水分が抜け、甘みが断然増してきます。
そして何より、水分が抜けたことで、料理に使うときの加熱時間が大幅短縮できて嬉しいことづくめです。



こうやって、同じ素材でも料理するときに使う切り方をイメージしながら、
バンバン切っては干しています。
右側の細切りの大根は、中華風の炒め物に使用する予定。
オイスターソースなどとあわせたらおいしいだろうな~とか考えながら今週の献立を考えるのもまた楽しい(笑)。

左側の半円の大根は煮物に使います。
水分が抜けることで味がしみ込みやすくなって旨みも増しているはずです。

白菜も一旦干してから使うと量(かさ)も減ってたくさん食べられますし
歯ごたえがあってくたっとなり過ぎなくて私は好みです。



千切りにしたにんじんは、冷蔵庫の中にあるとなんにでもいつでも使えて
彩が綺麗で便利ですが、これも干すことによって歯ごたえと味のなじみがよくなるのと保存性がさらに増すので非常に良いです。

ブロッコリーも2,3時間干すだけで炒め物に最適です。

ということで、とにかく1週間で食べたいものをイメージしながら
バンバン切って干しています。

大事なことは、日本の保存食風(切干大根とか干ししいたけ)みたいにカラカラに干さないことかな。

ほんの3,4時間くらいの半生が使いやすくておいしいです。

取り込んだら、ジップロックみたいなビニールパックにそれぞれ入れて、
2,3日で使うんだったら冷蔵庫に。
それ以上ならば冷凍庫に入れて、煮込みのときはそのまま使えばいいし、炒め物だったらちょっと解凍してもいいかもしれない。

干し野菜料理を始めてから、断然野菜の摂取量が今まで以上に上がって(何しろ切って準備されているんですから、使いやすいので短時間で料理が出来上がります)
健康にも良い効果があるようです。

ところで余談ですが
スーパーに売ってる大き目のりっぱな野菜の、水っぽさや味の薄さはきっと直感として、化学肥料のせいだと思います。

化学肥料で肥大化した野菜は水分が余計に入りすぎていて
大味でおいしくないなというのは、自分で野菜を作るようになってますます感じたことのひとつです。

普通につくっていれば、土がよかったとしても肥大化しすぎることもそんなに無いようだし、どっちかというと小ぶりでキリッと身のしまった濃い味の野菜ができるように思います。

そんな水分の多すぎる流通野菜もちょっと干すだけで断然おいしさが増すように思います。

これは体感したことであって、理論的にあっているかどうかはわからないのでその辺はご了承くださいませ。

でも、ちょっと手間がかかるけど、時間のある方はぜひお試しくださいね。
というか時間の足りない方こそオススメだったりしますが。





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2 Comments

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うーん (シロツメクサ)
2007-01-03 00:56:54
奥が深い、干し野菜。あ、あけましておめでとうございます。

Clarteさんのところのおせちは干し野菜使用だったのかな?ニンジンの色がきれいなおせちがイメージできます。
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あけましておめでとうございます。 (Clarte)
2007-01-03 09:59:12
おせちは、もちろん干し野菜を使いましたよ♪
切ってすぐ干して、3時間後に使用です。
にんじんは京にんじんを使ったので色は紅色でおいしそうにできました♪

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