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日常の視点

粉砕マニア「にんじんの葉っぱ」

2006年12月10日 | kitchen
ハバネロに引き続き、粉砕するのが楽しい今日このごろ。
とにかくなんでも乾かしては粉砕しまくっている粉砕マニアのわたくし(笑)。

上の画像は、なんとにんじんの葉っぱです。

にんじんは葉っぱがすごく繊細で美しいのだけれど、
弱いのですぐヘタってしまいます。

にんじんや大根やカブは葉っぱをつけたまま保存すると養分が葉っぱに吸い取られてしまうのか?肝心の実の部分がぶわぶわに柔らかくなってきて新鮮さにかけてしまうので、収穫するとすぐに葉っぱをスパッと切り落とします。

大根やカブのように若干肉厚の水気の多いものは、
さっと茹でたり乾煎りしたりして、味をつけてごはんのお供にできるけれど
「にんじん」の葉っぱはね~?どうやって使おうか?と思っていたら

【やさい畑】という本に、カブの葉を電子レンジでパリパリに乾かして
粉砕して、じゃことか干し海老と混ぜてふりかけにしたり、パセリのかわりに彩りに使っているという記事をみつけました。

コレだ!
ということで、早速カブの葉を試してみたら、いい出来ばえ。
じゃあ、にんじんもいいんでないかい?
と、にんじんをやってみると、very good!

楽しくて楽しくて、収穫のたびに、またやってるの?といわれながらも
ブンブンミルを回して粉砕しまくっています。

夏に収穫した、ハーブの
ミント、オレガノ、スイートマジョラム、マジョラム、セージ、
バジル、タイム、レモンバームも粉にしてストック。

そんなこんなでうちのカウンターの一角は、乾きもので
埋め尽くされている状態です↓




こうやって自分の時間がどんどんとられていく今日この頃なのです。
昔の人もきっと秋の過ごし方ってこんなだったのかもしれませんね。

充実感があって、私は好きです。




粉砕マニア「ハバネロ一味」

2006年12月10日 | kitchen
昔の人はこの季節は、冬の準備にあれこれと忙しかったと聞いてはいましたが
じつはいまいちピンと来ていませんでした。

畑仕事をしていると、
夏の終わりに大量にとれたものや秋になって順次収穫されるもの、
たくさんあって冷蔵庫に入りきれません。

旬の時期は一瞬。

このおいしさを収穫が一気に減ってしまう秋や春先にむけて長引かせたい。
と思う気持ちは、コンビニやスーパーのなかった時代の人達の重要な問題だったかもしれません。

うちでも、秋の半ばからずっと保存食作りで大忙し。

お天気がいい日を見計らって、ざるいっぱいに干した何種類もの唐辛子。
そのままホール(丸ごと)で瓶詰めしたり、
種を取ってミルで粉砕したり、干していないフレッシュなものは柚胡椒に加工したりと、唐辛子ひとつとってもいろんな加工手段があって、
あれこれと考えながら冬から春への準備をするのは時期を逃せないので意外に大変だったりします。

上の画像は粉砕したハバネロです。

ハバネロは世界で一番辛い唐辛子とギネスで認定された唐辛子。

オレンジ色の小さいピーマンのようなかわいらしい外観とはうらはらに、
非常に扱いにくいやっかいなヤツです。

まずは肉厚で水分が多くてそのまま干すだけでは乾燥せずに腐ってしまうので、半分に切って種を外してさらに乾燥しやすいようにスライスしたりしてから干さなければなりません。

素手で作業をすると、その手に刺激が移ってその後(目をこすったり、メイクを落とそうと顔に触れると)とんでもないことになります。その痛さっていったら泣いてしまうほどです。

ゴム手袋が必需品です。

そして、乾いたら乾いたで、ミルで粉砕したものを瓶に移すとき、
細かい粉が浮遊して、くしゃみがずっと止まらないくらいのすごい刺激。

唐辛子の作業をするときは、ゴム手袋とマスク、さらに(あれば)ゴーグルもあった方がいいくらいの仕事です。

こんな苦労をして作ったハバネロですが、辛すぎて、
まだうまいこと使いこなせておりません。悲しいです。

粉砕するとみるみる量(かさ)が少なくなって場所をとらなくて
山ほどのものがすっきりおさまって、一連の作業の終わりをきっちり決められたことに自分なりにいたく満足してしまいます。

始めたことをきっちり終わらせられた、っていう満足感って気持ちがいいですよね。
そういうわけで、秋からずっと乾かした収穫物を粉砕しまくっている私です。