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脳に悪い7つの習慣

2010-02-21 09:53:39 | 本と雑誌

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"脳力開発系"は半分疑ってかかる習性のClearですが、著者の名前に見覚えがあったので読んでみました。

著者の林成之さんは救急医療のエキスパートで脳を冷却するという常識外れな施術法を開発して数多くの患者さんを救った方です。テレビ番組でも取り上げられていて、救急隊員が助からないと判断した事故の被害者を、現場にいた林さんのスタッフが"うちの先生なら助けられます" と言って連れてきた、という逸話も紹介されていました。

この本では、最初に脳が記憶、学習をどういう仕組みで実行しているかを解説し、次にその仕組みを上手に動かすにはどうすればいいのかを紹介しています。具体例として、脳は自己保存欲をもっているからネガティブな心証を抱いた事柄はスルーしてしまう、だから新しいことを覚えるときはできるだけいいところを見つけるようにする。終わった、と考えた瞬間に脳は身体機能を停止させるのでゴールが近づいたときは"この先は誰にも負けない領域だ"、と考えてパワーを維持する、脳には"周りと繋がっていたい"という欲求もあるので常に周囲と話をして脳の記憶、学習機能を活性化しておく、という事があげられます。

また、脳はネガティブなことを遮断する機能を持つので、不用意に"駄目だ"、"嫌だ"、と口にするとその言葉は周囲に伝搬してチーム全体の活動を妨げるので林さんのチームでは全員で注意し合って改善していた、という事例もあげられています。

最近、あなたのチームで"愚痴を言ってはいけません"って指示、でてません?

"脳力開発系"の本は怪しい物が多いんですが、この本は参考になります。どきっとした方はご一読ください。

脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎新書 は 5-1)
価格:¥ 777(税込)
発売日:2009-09-30


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