東京オートサロン2012でX2010を観た後はBridgestoneのブースに直行しました。狙いは浜島さんのトークショウです。
ご存じの方も多いと思いますがBridgestoneのF1プロジェクトの顔役だった浜島さんは1/15でブリジストンを退社されるので、Birdgestoneの服を着たお姿はたぶん今回が最後でしょう。
1/14 12:30から始まったトークショウの話題は<世界の栄養素>。
F1を初めとして各種モータースポーツの現場ではどんな食事をしながら戦っているのかをピストン西沢さんの軽妙なトークを交えつつ紹介して戴きました。
ルマンなどの耐久レースでは全員がまとまって食事することは出来ないので、空いた時間にサンドイッチなどを買い出しに出ていたとか、アメリカのレースではアメリカンサイズのピザとお腹の戦いがあった等、興味深いお話が続きました。
F1に参戦していた当時の話では、Bridgestoneのケータリングは基本イタリアンなんで、日本人のスタッフからはたまには日本食が欲しいという要求があったかと思えばイギリスのスタッフからは朝はカリカリに焼いたベーコンを出して欲しいといわれた等のエピソードも頷けます。やはり食は全ての源ですね。
爆笑だったのは西沢さんから紹介のあったハミルトンがインタビューで<鉄板焼き大好き!>を連呼していた件。レーシングドライバーは摂取カロリーを完全にコントロールされているから相当にきつい食生活をしているんでしょうねぇ、という話になると浜島さんからはミハエルは松阪牛を網焼きにして油を落としていたというエピソードか紹介されました。そんなミハエルにも落とし穴があって、ヨーロッパでは魚は低カロリーと信じられているからか、大トロをたくさん注文して食べていたらしいですw
1/14 15:00の回では鈴木亜久里さんを交えての<名監督にきく>。
基本は鈴木亜久里さんの半生を振り返りながらの進行でしたが、亜久里さんのトークパワーは凄まじくてここには書けない話で何度も脱線してしまい、最後は修正不能w
ですが、一度だけ亜久里さんの目が笑ってなかった時がありました。話題が日本の現状に触れたときです。F.NipponはTV中継が無くなったときにプロモーションのあり方を考え直す必要があったのではないか。そして、形こそ市販車イメージを残していても中身は既にかつてのルマンカー並みの速さを獲得したSuperGTも決して安心はできない、という指摘です。
で、出てきたアイデアがGTカーを4人乗りにしてレース後にお客さんを3人乗せてタイムアタック、もし、お客さんが気分を悪くしたら一人当たり10ポイント減点という新ルール。これはさすがに冗談の域でしょうが、レースをより身近に感じるという意味では良いアイデアだと思いますw
気になる浜島さんの今後はこの日は一言も触れられませんでしたが、1/15 15:00からも回では退職のセレモニーと<Bridgestoneを応援した余力で赤いチームの応援をお願いします>という挨拶がありました。
浜島さんの新しい挑戦、楽しみにしてます ( ^o^)ノ