GT5には2つのモードがあります。車を走らせるAspec、Bspecモードと、今回紹介する車を撮影するPhotoMode。
PhoeoModeでは
- あらかじめ用意してある風光明媚なスポットに車を配置して写真撮影する
- Aspec、Bspecの走行データを保存して写真撮影する
の2つがあって、下は車を配置して撮影した作例です。Bspec編の画像は走行データから撮影した作例です。
最初に注意点から。俯瞰、あおり、寄り、望遠といった手法を使い始めるとスタンダードカーではデータの制約から対応出来ないことが多い、タイヤハウスがきちんと丸くなってない、エッジがジャギーになる、という問題が出るので撮影に使用する車は自然とプレミアムカーに限られます。
また、画像フォーマットはjpegのみです。raw現像したくても出来ません。圧縮率の指定も出来ないようです。この辺は物が違うんだ、とあきらめるしかないです。
と問題は多いんですが、中でも最大の難点はカメラのインターフェースがよろしくないことです。いくつか整理すると
- 撮影位置を選択しているときはファインダー像を確認できない(カメラを構えて始めて確認できる)
- レンズの焦点距離とファインダー像が連動してないので何回も設定し直す羽目になる
- ファインダー像を見ながら車の配置を変更できない(アシスタントがいないってことでしょうか?)
- シャッター速度、絞りが連続値なので1/124sec、F7.8って見慣れない値が設定できる・・・普通細かく設定しても1/3EVステップでしょ?
- AFポイントが中央1点のみってのはきつすぎ。フォーカスロックで対応すると撮影アングルに戻すのが大変なのでアングルのプリセットが欲しい
- AEがTv、Avどっちを優先しているのかわからない
と枚挙にいとまがないのでこの際、NikonかCanonにサポーをお願いして全面的に作り直して欲しいなぁ、と。その際はレンズの焦点距離設定は、現行のズームレンズを意識した連続設定の他に単焦点設定の2つがあればなお、うれしいです。