シルバーバーチを拠り所にして

スピリチュアリズムを学んでいます。

ガンもいいな

2017-11-26 13:25:10 | 病気の話
カゴの鳥が空へ放たれたことに涙を流してはいけません。よろこんであげるべきです。そしてその魂が真の自由を見出したこと、いま地上にいるあなた方も神より授かった魂の潜在力を開発すれば同じ自由、同じよろこびを味わうことができることを知ってください。死の意味がおわかりになるはずです。そして死とは飛び石の一つ、ないしは大きな自由を味わえる霊の世界への関門にすぎないことを得心なさるはずです。『シルバーバーチの霊訓(5)』


うちの施設のミツさん。
とてもふくよかマダムで本当に食べるの大好き、息子大好き。
でも典型的な認知症患者。
昔の記憶があっても、直後の記憶がない。
息子さんが毎月お土産持って東京から来て下さるのに、見送った直後にすぐに忘れるので
証拠を見せるためにいつも帰りぎわにサインを貰ったり、写真撮ったりあの手この手で対応しておりました。

私とはとても仲良しで、いつも死後の話を愉快にしていたのですが
便秘が酷く血便も出ていたこともあり、絶食が必要な精密検査を受けることになりました。
当人、自覚症状がないので
「どこも悪くないのに、なんで食べさせてくれないの」 
と、怒りを爆発させ、内心可哀想に思っておりました。

で、検査の結果、末期の大腸癌

大きな病院で手術となりまして、予後も悪くストーマ(人工肛門)処置をされました。
本当に本当に元気だったし、あんなに楽しそうだったのに・・・なんで、手術するかなあ。
楽しくうちで看取るはずだったのに、変な医療でミツさんの幸せの邪魔をしないで欲しい。
涙が止まりません。
もううちの施設には帰ってこれないなんて。


ミツさんが死んだらね、警察官の旦那さまが捕まえ(迎え)に来てくれるんだって。
そしたら「わたし泥棒ちゃうよ~」って一目散に逃げるってさ。
ああ。楽しそうだな。そんなお迎えシーン。

きっと今ごろ旦那さまは手錠と花束を用意して手ぐすねひいて待ってるわ。
ミツさん、もうちょっとの辛抱です。
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