11月25、26日、北京で日中省エネ・環境総合フォーラムが開催された。
同フォーラムは、日本側:経済産業省、中国側:国家発展改革委員会が主催し、日中経済協会が事務局を務めるイベントで、今回で第6回目の開催を迎えた。
年1回、東京と北京で交互に開催しており、偶数回である今回は北京開催となった。
昨年は9月に発生した尖閣諸島問題の影響もあって、中国側の参加者のランクが下がってしまったが、今回は大きな政治的課題を抱えていないこともあって、中国側は李克強副総理をはじめ、張平国家発展改革委員会主任などが出席。
中国側の力の入れようが手に取るように分かる。
26日午前は、7つの分科会に分かれて、日中双方のプレゼンが行われた。
筆者は「長期貿易(LT)」の分科会に参加させて頂いたが、汚泥処理や自動車リサイクルなど突っ込んだ情報を得ることができ、予想以上に充実したプログラムだった。
分科会会場の外では、日本企業のパネル展示も行われていた。
こうした地道な取組みも無視できないだろう。
その後、約1時間かけて人民大会堂へと移動。
余談になるが、ウチの中国人スタッフが荷物整理のため白タク(中国では「黒車」という)を利用した際、運転手が「今回はバスを何台用意しているんだ。バスが多すぎて、商売にならない!」と愚痴をこぼしていたそうだ。
いや・・・、そんなこと言う権利ないですから。
今回は、人民大会堂に日中双方から1,000名が参加するということで、「荷物は極力持ってこないように」、「コンパクトカメラの持込みは禁止」といった通知が事前になされていたが、フタを空けてみると堂々とカメラを持ち歩いている人もチラホラ・・・。
信じた私がバカでした。。。今回の画像はiPhoneなので、その点はご容赦のほど。
でも、さすがに人民大会堂の金色大庁は立派です。
内装も、その名のとおり金ピカ!!
15時になると、晴れやかな音楽に乗って、両国首脳が登壇。
李克強副総理だけが拍手をしながら登壇していました。
いや、実に貫禄があります@@@
冒頭、その李克強副総理の演説から始まったワケですが、その演説も掛け値なしに素晴らしかった。失礼な言い方かも知れないが、日本の政治家にありがちな「原稿読み」ではなく、自らの言葉で直接語りかけるように話すしぐさには、「さすが幾多の修羅場をくぐってきた中国の指導者」と脱帽するほかなかった。
李副総理は演説が終わると、すぐに会場を後にすることになり、ここで「挨拶が終わったらすぐ中座するのか?」というちょっとしたざわめきが発生。
でも、コレは中国的には当たり前のことなんですね。
日本側のトップは枝野経済産業大臣だから、中国側での同格は国家発展改革委員会の主任。
つまり、李副総理はその遥か上層部の人間なので、開会の挨拶が済めば、あとは主任に任せるのは自然の流れというもの。
このあたりの階級制度を理解していないと、中国社会を読み解くことはできませんから。
続いて、枝野経済産業大臣の演説などがあり、休憩となりました。
ちょっと長くなるので、次回に続くということで。。。
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同フォーラムは、日本側:経済産業省、中国側:国家発展改革委員会が主催し、日中経済協会が事務局を務めるイベントで、今回で第6回目の開催を迎えた。
年1回、東京と北京で交互に開催しており、偶数回である今回は北京開催となった。
昨年は9月に発生した尖閣諸島問題の影響もあって、中国側の参加者のランクが下がってしまったが、今回は大きな政治的課題を抱えていないこともあって、中国側は李克強副総理をはじめ、張平国家発展改革委員会主任などが出席。
中国側の力の入れようが手に取るように分かる。
26日午前は、7つの分科会に分かれて、日中双方のプレゼンが行われた。
筆者は「長期貿易(LT)」の分科会に参加させて頂いたが、汚泥処理や自動車リサイクルなど突っ込んだ情報を得ることができ、予想以上に充実したプログラムだった。
分科会会場の外では、日本企業のパネル展示も行われていた。
こうした地道な取組みも無視できないだろう。
その後、約1時間かけて人民大会堂へと移動。
余談になるが、ウチの中国人スタッフが荷物整理のため白タク(中国では「黒車」という)を利用した際、運転手が「今回はバスを何台用意しているんだ。バスが多すぎて、商売にならない!」と愚痴をこぼしていたそうだ。
いや・・・、そんなこと言う権利ないですから。
今回は、人民大会堂に日中双方から1,000名が参加するということで、「荷物は極力持ってこないように」、「コンパクトカメラの持込みは禁止」といった通知が事前になされていたが、フタを空けてみると堂々とカメラを持ち歩いている人もチラホラ・・・。
信じた私がバカでした。。。今回の画像はiPhoneなので、その点はご容赦のほど。
でも、さすがに人民大会堂の金色大庁は立派です。
内装も、その名のとおり金ピカ!!
15時になると、晴れやかな音楽に乗って、両国首脳が登壇。
李克強副総理だけが拍手をしながら登壇していました。
いや、実に貫禄があります@@@
冒頭、その李克強副総理の演説から始まったワケですが、その演説も掛け値なしに素晴らしかった。失礼な言い方かも知れないが、日本の政治家にありがちな「原稿読み」ではなく、自らの言葉で直接語りかけるように話すしぐさには、「さすが幾多の修羅場をくぐってきた中国の指導者」と脱帽するほかなかった。
李副総理は演説が終わると、すぐに会場を後にすることになり、ここで「挨拶が終わったらすぐ中座するのか?」というちょっとしたざわめきが発生。
でも、コレは中国的には当たり前のことなんですね。
日本側のトップは枝野経済産業大臣だから、中国側での同格は国家発展改革委員会の主任。
つまり、李副総理はその遥か上層部の人間なので、開会の挨拶が済めば、あとは主任に任せるのは自然の流れというもの。
このあたりの階級制度を理解していないと、中国社会を読み解くことはできませんから。
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