<中国ブログ>中国サイコウ 元/上海駐在日本人が綴る日中経済の状況など

中国駐在時代の経験・知識をもとに、
最高(サイコウ)の日中関係の再構築を目指し、
日本と中国を再考(サイコウ)する

国慶節休暇で中国各地が大変なことに・・・

2012-10-06 | 中国社会学

中国、ご存じのとおり、国慶節という大型連休の真っ只中。
中国人民は皆、故郷に戻ったり旅行に出かけたりで、さすがに反日デモといった雰囲気ではないですね。

もっとも、今年は中秋節が9月30日ということで、文字通り超大型連休。
最近では海外旅行に出かけるというのも珍しくないので、日中関係悪化を受けた訪日観光客の激減は旅行業界にとって結構痛い話かと。。。

この訪日観光客が国内旅行に振り替えたから・・・というワケではないと思うが、中国各地の観光地が大変なことになっており、各種報道を賑わせている。
何がって・・・
とにかく人で溢れかえっているのである@@@

中国各地の観光地では、過去最高の人出を記録するところが続出。
例えば、北京の故宮なんかも・・・





人、人、人・・・ですね。
でも、正直なところ、北京の故宮は台湾ほど見る価値はないというのが定説。
蒋介石が目ぼしい品のほとんどを台湾に持ち出したらしく。。。
もっとも、やはり北京は13億人が住む国の首都。
中国人にとって「一度は北京へ」という思いは強いようです。


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このほか、青島や南京なども・・・







人の渦といった様相@@@
しかも、中国人民は声が大きくて、気が短いですからね。
現場の混乱ぶり、容易に想像できます。

こうした混雑によって、いくつかトラブルが報告されている。
観光名所である華山では、過去に例を見ないほどの数の観光客が押し寄せ、現場が大混乱。
やむなく入山を制限することになったが、せっかく現場まで来た人民の怒りは収まるわけがなく・・・、チケット払い戻し等で大騒ぎに。
もっとも、これはいいほうで、山に登った人たちはあまりの混雑で下山することが出来ず、結局、夜遅くに歩いて下山する羽目になったとか。
せっかく高いお金払って、時間かけて行ったのに、こんな仕打ち受けたら・・・そりゃ怒りますわな。

こうした混雑、当然ながら観光地にとどまらず、高速道路も同様らしく、動かない道路は全く動かなかった様子。
中国人民、怒るのも早いですが、案外諦めるのも早いらしく、現地報道では渋滞の車列の横で楽しそうにバドミントンを楽しむ姿が報じられていた。
いやはや、逞しいというか、人生の楽しみ方を知っているというか・・・。
こういった場面で、警察が注意でもしようものなら、逆切れされること間違いなしでしょうね。。。


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もっとも、このような混乱が起こる原因、筆者には何となく分かる気がする。
中国人は、これまでブログで取り上げてきたとおり、商売っ気が異常に強い。
こうした稼ぎ時には、とにかく一人でも多く受け入れようとするに違いない。
しかも、もともと楽天的。
「まあ何とかなるだろう」くらいにしか考えないのである。

筆者も以前、観光地で出くわした光景をひとつ紹介したい。
ある水郷で船に乗り込もうとしたところ、乗船所には長い列。
仕方なく列に並んで待っていると、何やら番号を大声で叫んでいる。
おやっ、筆者のチケット(複数の観光地周遊型)には番号など表示されていないが・・・。
不思議に思って、チケット売り場のお姉さんに確認すると、すぐさま手書きで番号を記入。
えっと・・・、どこにもこんなシステム、表示されてないんですけど。。。
しかも、その隣では乗船整理役の男性どもが大声で客を叱り飛ばしている。
うーん・・・、接客の意味から勉強し直したほうがいいような。。。

こうしたやりとり、平常時でもこんな感じなので、国慶節の混雑時などはもっと対応が悪いでしょうね。
いやはや、日本の方々はこうした時期の観光、避けたほうがいいのは勿論です。
わざわざイヤな中国の一面を見る必要はないですから。。。

そんなこんなで、筆者、長い休暇を上海で過ごしております。
3年も住んでいると、市内で行きたい場所なんか無いですから。。。
仕方なく、地下鉄で行ける水郷でも行って、のんびり川でも眺めようか・・・と思っていたところ、



ここも、ものすごい人出とのこと。
景色を見に行くというより、人を見に行くという感じでしょうか。

もはや万策尽きたという感じ。
やっぱり日本に帰るべきでした。。。

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