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東京裁判とA級戦犯

2007年08月14日 16時54分30秒 | Weblog
表題についてニュースを見ても靖国神社に合祀
されている14人の戦犯者についてほとんど
知らない状況なので今回整理してみました。

太平洋戦争で中国は1000万人を超える死者が
出ており日本でも約310万人の尊い命が失われて
います。平和な世界が継続することを望むものです。

A級戦犯:ナチスドイツ(ニュールンベルグ裁判)、
太平洋戦争の日本(東京裁判)を連合国が裁く
ため国際軍事裁判条例を定めた(昭和20年(1945))
の第6条A項に平和に対する罪と規定された。
英文ではあるが、東京裁判でのA級戦犯について
の簡単な記事が紹介されていますので下記の
サイトを参照していただきたい。
参照先URL
東京裁判(極東国際軍事裁判)は昭和21年(1946)
5月3日に開廷され昭和23年(1948)11月12日に終了
するまで審尋されている。
東京裁判ではA級裁判で起訴されたのは下記の28名である。
荒木貞夫、板垣征四郎、梅津美治郎、大川周明、
大島浩、岡敬純、賀屋興宣、木戸幸一、木村兵太郎、
小磯国昭、佐藤賢了、重光葵、嶋田繁太郎、白鳥敏夫、
鈴木貞一、東郷茂徳、東条英機、土肥原賢二、
永野修身(病死)、橋本欣五郎、畑俊六、平沼騏一郎、
広田弘毅、星野直樹、松井石根、松岡洋右(病死)、
南次郎、武藤章
大川周明は精神異常が認められ訴追免除となり、
永野修身と松岡洋右は判決前に病死しているため、
結局A級戦犯として東京裁判で判決をうけた者は25名と
なっています。
1)絞首刑(死刑) 7名
   板垣征四郎:昭和6年(1931)9月18日、
         関東軍参謀の石原莞爾(かんじ)と
         奉天郊外柳条湖で満鉄の線路を
         爆破(満州事変を扇動の罪)
   木村兵太郎:ビルマ方面軍司令官、
         東条内閣陸軍次官、(英国に対する開戦の罪)
   東条英機 :第40代内閣総理大臣、(真珠湾攻撃の罪)
   土肥原賢二:奉天特務機関長、第12方面軍司令官(中国侵略の罪)
   広田弘毅 :文民 外務大臣及び総理大臣として
         軍部の行動を阻止できなかった。
   松井石根 :南京虐殺(数十万人)の最高責任者
                 平和に対する罪では無罪
   武藤章  :第14方面軍参謀長(フィリピン)、(一部捕虜虐待の罪)
 2)終身刑   16名
    荒木貞夫、梅津美治郎(獄中死)、大島浩、
    岡敬純、賀屋興宣、木戸幸一、小磯国昭(獄中死)
    佐藤賢了、嶋田繁太郎、白鳥敏夫(獄中死)、
    鈴木貞一、橋本欣五郎、畑俊六、平沼騏一郎(獄中死)、
    星野直樹、南次郎
 3)有期禁固刑  2名
    東郷茂徳(20年)(獄中死)、重光葵(7年)

昭和53年(1978)、靖国神社は東京裁判の死刑及び
裁判中の病死、獄中死の14名を「昭和時代の殉難者」
として合祀した。 靖国に戦死者以外が合祀される
ことは例外的であった。また、広田弘毅など非軍人を
合祀したことでも例外的な措置であった。
死亡の理由は法務死となっている。

    
   
ちなみにB,C級戦犯は上記国際軍事裁判条例第6条のB項
「通例の戦争犯罪」に係る罪に問われたものがB級戦犯で
C項「人道に対する罪」の該当するものをC級戦犯と定義
されている。


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