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関西電力有馬道変電所 on 2020-4-20

2020年06月05日 03時57分00秒 | 神戸情報

2020年4月20日、関西電力有馬道変電所の写真を撮ってきましたので紹介します。

 

関西電力有馬道変電所の基本情報

住所:神戸市兵庫区下祇園町6

竣工:大正6年(1917) 昭和5年(1930)に建て替え By旧神戸市電気局

施工:大林組

 

Goo地図を添付しておきます

 

 

上の写真は428号線(有馬道)側から撮った関西電力 有馬道変電所

撮影:2020-4-20

上の写真は看板  撮影:2020-4-20

上の2枚の写真は神戸市立少年鑑別所側から撮った関西電力株式会社 有馬道変電所

撮影:2020-4-20

 

神戸市電気局は最終的に神戸市交通局と関西電力になりますその経緯を添付

大正6年(1917)8月1日 神戸市内で軌道事業(路面電車)と発電・配電事業を
          行っていた神戸電気を買収し、神戸市電気局として発足。
昭和5年(1930)9月16日 市バス営業開始。
昭和17年(1942)4月1日 配電事業を関西配電(現在の関西電力)に譲渡。
        5月19日 神戸市交通局に改組。

 

神戸市交通局のその後の歴史年表は下記のブログで記載しています。

 今日は何の日 5月19日

 

神戸市電気事業についても簡単に記載しておきます。

神戸市内に「文明の灯」電灯がともったのは明治21年(1888)9月10日である。

東京電燈についで日本で2番目の電力会社として神戸電灯正式名称は

「神戸電燈株式会社」は明治21年1月26日に兵庫県知事より事業許可を受け、

神戸区栄町6丁目25番地に本社内に20kWの石炭火力発電機と汽缶の設置工事を

開始し、翌年9月10日に発電を開始し、湊川神社と相生橋で初めての点灯に成功。

当初の電灯の規模は小さく642灯にすぎなかったが明治33年(1900)には1万灯に

達した。旺盛な電灯需要に応えるため、明治30年11月、兵庫区小河通1丁目に

「兵庫火力発電所」を建設。出力は670kWを誇ったが、さらに増設工事を

実施して計1,700kWまで増強している。

神戸電燈」では明治39年(1906)3月から従来の電燈供給に加えて、電力供給を

開始した。明治41年(1908)12月に蒸気タービンを導入した火力発電所を計画して、

脇浜町に「葺合発電所」(出力3,100kW)が竣工。

さらに大正元年(1912)9月に「湊川発電所」が竣工。出力は3,000kWであった。

この年の電灯契約数は16万灯を突破しています。

湊川発電所はのちに計6,000kWにまで増設された。

神戸電灯湊川発電所は関西電力湊川変電所になっています。

神戸電灯の成長ぶりに目をつけたのは明治43年(1910)以降、市内に路面電車を

走らせていた神戸電気鉄道市街電車であった。発電・配電事業への進出を企てて

いたため紛争を恐れた服部一三知事らが調停し大正2年(1913)両社は合併、

「神戸電気」となった。その4年後市営化され神戸市電気局となった。

電力事業については、戦時体制化に伴い国家統制に入り昭和14年(1939)には

発電部門は「日本発送電」に、昭和17年(1942)配電部門は「関西配電」に

移管した。

上の写真は神戸市電が走っていた時代のものです。

有馬道変電所前という停留所もあったようです。

有馬道変電所の建築物としての評価は下記サイトに詳述されています。(リンク)

旧神戸市電気局有馬道変電所(関西電力有馬道変電所)by 近代建築Watch

 

 

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