天の森だより

おもうこと・心のままに

意識

2012-06-17 | Weblog

わたしって まあこんなもんだろう。ちらっと

そんなふうに思っていた。そう 今までは。

ライアーというすばらしい楽器に出会って、

作った曲を演奏できてCDまで出せて、時々コンサートもさせていただける。

うれしいな。ありがたいなと満足していた。でも今以上もっとうまくなるぞとか もっとできるぞ

やるぞ~ とは なんか思えなかった。

その「わたしなんて、こんなものだ」という限定つきなんだから いくらがんばっても進歩するわけがなかった。

そのことに 今回のレコーディングで気づかせていただいた。


大丈夫 大丈夫 とおもうと平気だったのに 今回はパニックになって呼吸が苦しい。

いままでと全然ちがう。平気で使ってきた「魔法」がすべてきかない。

きっかけは、レコーディングの少し前から音程がとれなくなったこと。

声のコントロールがきかないしどうやっても音程がとれない。

と同時に ライアーのチューニングができない。自信が無くチューニングメーターにたよる。

自分の感覚が信じられなくなり頭ばかりが段取りをとりたがる。

もうおわりだあ~っと頭をかかえる日もあった。

なおらなかったらどうしよう。不安が不安をよび自分で自分を深い穴に追いつめる。

そして見事に穴に落ちた(笑

声だけじゃない。ライアーの奏法のこと 音のこと 課題を後回しにしてきたつけが巨大化して

穴にふたをする。

自分一人では上がれなかったとおもう。レコーディングにずっとおつきあいいただいた

川岸さんの助言やご指導のおかげだとおもう。本当に感謝している。

「すべては意識なんだよ。」何度もそう言われた。ここまでだとおもうとそうなるんだ。って。

ジャケット撮影の際には写真家のマサヒロさんからも

「たまには頑張れ!」とメッセージをいただいた。そう あんまり頑張らないもんねえワタシ(!?)

ん~やるときはやるよお。


この2ヶ月近くで経験し学んだこと

さあこれからこのことを今後に生かせるかどうか 私しだい。

演奏する時はその曲の中にいること。

あたりまえのそのことが崩れているとき、演奏はガタガタになる。

表現とはほど遠く、一小節ずつハードルを必死でこえて曲の最後を目指す自分がいた。

落とし穴は自分で掘ったのだ。

出てくるのに長くかかってしまった。

うん もう同じタイプの穴は掘らない。二度と落ちるもんか。



 


コメント (3)
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