なつかしい音

あさ

かすかに響く音で目が覚めた。

毎週金曜日、牛乳屋さんが瓶牛乳を箱に入れる音。

ガラスが触れる透明感のある音と、それが箱に入る　ことん。というあの音。

こどものとき、牛乳はびんに入っていて、いつも門戸の向こうに置かれていた。

少し音が違うのは、あの頃は木の箱だったのが今はプラスティックだからかな。

わたしはすこしづつ　なつかしい暮らしにもどっていきたい。

ほんの少し不便で、手のかかるくらしに。

そのほうが　よけいなものを作り出さなくてすみ、自然と共に生きやすいとおもう。

牛乳屋さん　がんばってね。今日も朝早くからありがとう。

そろそろ

２０１０年がきてもう半月以上経ったけれど

なんだかまだ動き出せないで　というのを少し前にかきました。

かといって旧暦のお正月はまだだもん・・っていう感じでもない。

自分の中の暦・・というか　いろんなサイクルが絡み合っているのを

感じてると・・・

うん　そろそろかなあ。のびをして、さあて、何からやるかな。ってかんじに

なってきました。

空を見上げたら、ふくらみかけたお月様。今週の土曜は満月。

今年初めての演奏もあり、関西方面へ出かけます。

冬休み終わり！　さあそろそろいくわよっ

森の水

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この写真は吉野川です。


小学生の時、時々ハイキングにいったりキャンプにいったりしました。

京都の鴨川の上流は水がきれいで　手ですくってごくごく飲めました。

のどがからからで、冷たい水は甘く、森のにおいがしました。

体の中に水の中の記憶がそのまま注ぎ込まれるようなあの感覚。

清らかな水はこの星のいのちですね。

その水でご飯を炊いたりカレーを作ってたべて・・お皿を葉っぱでふいて

川で洗いました。そのとき　子どもながら思ったこと・・

「この川下でだれかが　さっきのわたしのように　水を飲んではいないかしら」


自分の流した水が大きな流れに巻き込まれ、うねりながら川下に去って行くのを

見送りながら　長い距離を旅する水のことを思いました。

いまも　あの森の水は飲めるのでしょうか。

いつか　もう一度いってみたいです。

私が呼びました。

私は欲しいものがあると　おもしろいほど「いただいて」しまいます。

先日、くだもののゼリーが何故かとっても食べたくて生協で注文いたしました。

待つこと一週間。わーい。きたきた。と、その同じ日に

お客様からくだもののゼリーをいただいたんです。

大根がないけど大根の煮物が作りたいから買い物に連れて行ってもらって

買って帰って洗っていたら　おむかいの奥様がいらして・・大根を何本もいただきました。

と、こんなかんじです。

グランピエで前々から目をつけていたバッグをえいっと買ったら、同じバック（型違い）を

「娘に買ったけど使ってないし、千晶さんお好きそうだから」といただいたり。

・・・・気がつきました？そう　二つずつ揃うわけです（笑

で、結局自分で買った方を誰かにあげちゃったりするんですよね。

夫のひろさんが　「ほしいとき、もうすこし我慢して待ってみたら？」と言うんですが

わたしは何でも自分で努力して手に入れるタイプなので

それができません・・・・・・

このあいだも、いただいた白菜に向かって言いました。

「はい。わたしが呼びました。でもちょっとまっていてね。今三つもあるの！」

冬のサイクル

４つの季節のはじまりは冬。とおもっています。

寒い季節で何もかもは眠ったようにみえて、じつは　いのちは

もうはじまっている。あるいは準備を始めている・・・。


そうして、自然界に呼応するように

私の中でも何かが生まれ、準備をはじめてる気がします。

そうこうしているうちに立春がきて、種は芽を出し、太陽のひかりに照らされて

育とう。生きよう。とするのです。


・・・・とここまで書いたけど。

私は今年は冬眠が長い。まだ眠たいのです。生活の変化に弱くなったのでしょうか。

でも、もうずっと前からここにいるように安らぐ自分もいて、

なんだかよくわからないのです。

ゆっくりと歩きたい。急ぎたくないのです。

しずかに　しずかに　しばらくはここにいて、

気が済んだら　出かけるとしましょう。

　

こんばんは 北風です

台所の出窓に

北風さんがやってくる。

ことん　ことん　と窓が鳴る次の日は

氷点下の朝がやってくる。

明日の朝は寒いよね。

ストーブで沸いたお湯を湯たんぽに詰めてお布団に入れ、

魔法瓶にも入れておく。


「あたたかい」ということが　こんなに幸せなんだと

この家に来てから　強く感じることが出来るようになった。

外はさむいけど　ここはあたたかいよ。

ガラス越しに　北風とお話ししてみた。

こどものころは　一緒に遊んだのに・・って　言ってるみたい。

そうかあ　わたし　昔はこんなに寒がりじゃなかったねえ。


こんばんは　北風です。

あなたの所にも　来た？

清らかさ

きれいな空気や水

自由さや軽さ

清らかさ・・心が透き通るような想い。

そういうイメージは私にとっては　青。

真っ白の服に透けるような水色のショール・・なんてのが今の気分です。

雅さんのクロスペンダントをかけると　なんだか

遠いところから　アヴェマリアが聴こえてくるような気がしました。

雪

白い妖精が

舞い降りてきました

あたたかい土のぬくもりに溶かされて

水の精になりました。

年賀状

年賀状がポストに届く。

毎日少しずつ届く。

今日届いた年賀状はどれも「結婚しました」とか

家族が増えました　とか　新天地で楽しく暮らしていますとか

そういう特集でした！！

私は嬉しくて嬉しくて何度もみて、ついにぽろぽろ泣き出してしまいました。

えーっなぜこんなに泣けるのっていうくらい。



おもえば去年は悲しいこととか恐ろしいこととか慣れない土地でのストレスとか

・・けしてほんわかした年ではありませんでしたから・・

そうかあ　もしかして・・わたし　ストレスを抱えてたんだなあって・・

気づいたんです。


しあわせそうな様子や　愛情いっぱいの言葉にふれると

やっぱりうれしい。ほっとします。癒されます。

みんな同じ空の下で生きてるんだ。

みんなが幸せでありますように。幸せを選んで生きていけますように。

ひとり　部屋でライアを奏でながら　そんなことを想う午後でした。

冬空を眺めながら

台所はさむいので

パソコンを二階の空の見える部屋に持って上がりました。

窓際に炬燵をおいてぬくもりながら　

屋根と空と隣の林を眺めながらブログを書いています。

青空。このあたりは寒くて雪も舞いますが　意外と冬場も

青空が広がる日もあるみたいです。

みなさんどんなお正月休みでした？

近頃は元旦から大型スーパーも開いてるし、おせちも売ってるし

私の子どもの頃とはずいぶんちがいますねえ。

一週間ほど帰省していた娘も大阪に戻って、

今日はぽーっと　ここにいます。

今年はどんなふうに暮らしていこうか。どんな演奏会をやろうか。

いろいろ楽しくイメージしながら・・ああだんだん妄想が・・

とりあえず　お歌の練習しましょ（笑