渓流で逢いましょう 
フライフィッシングつれづれ日記
 






夕刻の東の空に半月



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製作中の長径25センチのランディングネットです



グリップは千年イチイの根の部分 特に赤みが強い部分です
フレームもイチイ 張りのある良い素材から切り出しました。

オイルはフレームの部分のみにして、グリップには塗っておりません
塗ると茶色が強くなってせっかくの赤みを損なうからです
このまま塗装に入ります

ウレタンが乗って、光沢が増すのが楽しみです。





25センチ長径の型は今回少し手直しをしました
新しく作ったのではなく、今までのモノを手直ししました
僕は新しい型はめったに作ることが無く、同じ型を何度も修正して使います
一番古いものは27cm長径のもので、5年以上前に作ったものです
なかなか思うようなカーブに達するのは難しくて、削ったり盛ったりして
少しずつ手直しをします。
27cmは僕の中では完成した形なので、ここ何年かは直しておりません
しかし、さすがに老朽化してきたので、そろそろ新しく作り直さねば・・
と思うのですが、、うまくカーブが出るか心配で、なかなか思い立てません

話がそれました・・

この25cm長径の型も、気に入ってはいましたが
今回のほんの少しの修正で、僕の中ではカナリ雰囲気が変わりました
実際組んでみて、ああ、良くなった!、、と思っています。
(100%自己満足なんですけどね(^^;))




コチラはグリップの裏側
白い紙の上だと赤みが引き立ちますね。(笑

このグリップの木目は密で変化に富んだ、素晴らしいものだと思います
本の小さな木片だけに、
作り手としてここに注ぐコダワリは半端なものではないのです
そんな僕にイチイはいつもしっかりと答えてくれるのです(^^


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2月も終わりに近づき、日中は随分暖かくなった
今年は暖冬だったのに加えて、居間に薪ストーブを増設したので
とても暖かく越せた冬だった
でも、ここにきて危惧していたことが現実となってきた

薪が足りないかもしれない、、
このままで行くと3月の初旬には薪が底を付いてしまう
常時では無いにしろ、3台体制での薪の消費は思いのほか影響があった

さて、どうしたものか、、と悩んだ挙句、Yさんに泣き付いた
Yさんは僕のチェンソーの師匠たる方で、薪のことでも随分お世話になっている方

お願いしたら二つ返事で薪を分けてもらえることになった
『もってけ、もってけ!、あまっててしょうがないから(笑』



そして昨日、お宅にお邪魔して、薪を分けてもらった
1tトラックの荷台いっぱいの林檎の薪
トラックもYさんが貸してくれた

荷台に薪を載せていると、『ちゃんと並べて詰め!』と言う
いいんですか??と恐縮する僕に
『せっかくだからたくさんもってけ』とYさん

乱雑に乗せるより、きっちり並べて積んだほうが量的にもたくさん乗るわけで
僕は面食らってしまった

薪棚の乾いた良い薪をひとしき以上積み込んだ
これだけあれば春までもう薪の心配はないはず

せっかく作った薪なのに、スミマセン と僕が言うと
『なーに、無くなって、積む場所が出来れば、またどこからか入ってくるもんだ』と笑って言う
黙って取って置けば来年の冬に燃やすことが出来るのに、どうしてこんな明るい前向きな発想が出来るのだろうと不思議に思ってしまう。

無論、タダでもらうわけも無いのだが
Yさんは絶対に金品は受け取ってくれないので
トラックを返したときにこっそりお母様にお礼を渡して帰ってきた

手間隙かけて得た薪というのは本当に貴重なものだと僕は知っている
それだけに、惜しげもなく何の代償も求めないYさんの人柄
まねの出来ないことだと自分が少し情けなくもなる

今夜はYさんから頂いた薪が燃えてる
林檎は本当に持ちの良い薪だ
ゆったりと燃えてほのぼのと暖かく、まるでYさんの人柄のようだ

来年は迷惑をかけないようにしっかり薪作りに励もうとゆらゆらと揺れるホノオに誓う。











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