さまざまな有名人を
ろう人形の形であつめた、
「マダム・タッソー」。
東京支店は、やはり日本の有名人を中心に こう(構)成されていましたが、
もともと、
本店は ロンドンにあります
マダム・タッソー(タッソー夫人)は、フランス人。
若いころから
「ワックス・フィギュア」(ろう人形)を
作っていました
当時から、西洋では
えらい人たちが、自分の姿をのこすのに
ろう人形をつくらせる文化が
あったのです。
彼女は、
「私たちのフィギュア、作って~」
と
フランス王家に たのまれたことで
王家と したしくなり、
フランス革命の時には、
それがもとで、とうごく(投獄)
自分を引き立ててくれた、ルイ16世や マリー=アントワネットが
処刑されると、
革命がわ(側)の命令で
彼らのデスマスクを 作ったり、
その後、
革命家たちが処刑されると、今度はその人たちのデスマスクを
作らされたりしました。
ロベスピエールのデスマスク、
ナポレオンのフィギュア、
など・・・
のぞんでないのに、
しごと(仕事)が まいこみまくり
そんなこんなで、フランスからはなれたかったのか
彼女は イギリスにわたり、
ろう人形作品の
てんじ(展示)をはじめて、
「革命の悲劇を忘れないで!!」
って
呼びかけたのです
タッソー夫人の子孫に受けつがれた、ぎじゅつ(技術)と「蝋人形館」。
今では、政治家だけでなく、
ハリウッドから スポーツマン、
歌手に お笑いまで、
はば広く せい(製)作する
テーマパークみたいに なっています
・・・・・
まさか、タッソー夫人も、
はかせたろう(葉加瀬太郎)のフィギュアまで作るようになるとは、
そうぞう(想像)も しなかっただろうな~。