2011年7月8日 第17回厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会
○倉田委員 前にも確か発言したと思いますが、日本の子宮頸がんの遺伝子型は随分違いますよね。
そこで有効だという書き方が随分ありますが、有効というのは子宮頸がんにならないという意味で初めて有効と言えるので、これは書きすぎではないか。
というのはメーカーの人が入ったシンポジウムのときに、初めて集団でやってみてからまだ7年だというのです。
イギリスが12歳で始めて、まだ19歳なわけです。 そうすると、子宮頸がんが大量に発生する世代ではないのです。
それから10年、20年が経ったときに出るか、出ないか。
それをいま「有効である」という書き方をすることは、私はちょっと。 「期待できる」ぐらいのはまだいいとして、ウイルスの感染症で抗体があれば有効かというのは。
随分違った感染症がたくさんありますから、そこのところはそれでいいかどうかというのが1つ。 日本のものについて、一言ぐらい、日本でドミナントのタイプのものに関して開発を推進すべきであるというようなことが、一言ぐらいあってもいいのではないか。
みなさん無邪気に万歳しているようだけれども、これはあと20~30年ぐらいしないと、有効かどうかは全くわからないですよ。
メーカーの人も、何十年経って有効だということは、どなたも全く保証していませんよ。
そこのところの書き方を気をつけたほうがいいと思います。
○加藤部会長 ありがとうございます。それはサーバリックスでも結局同じということですよね。
○倉田委員 全部同じです。
きちんと理解していた中で、尚且つ奨められたこの子宮頸がんワクチン
これを読まなかった私の人生最大の罪だ・・・・。
そして、その罪に対する罰は、とてつもなく大きく、深い。
どう償っても償えるものではない。
自分で自分の子どもを殺してしまったのと同じなのだから・・・・。