太陽拝 2025年03月09日 | 敬神崇祖(道開き) 生まれ育った家は、何もかもが古かった。母の生まれた家は、もっと古かった。それらは、ワクワクする知識と体験の宝庫だった。母は、起きると東の窓を全開に開けて、旭に手を合わせて拝んでいた。祖父は、外の水道で顔を洗って、歯を磨いていた。決して食べる前なのである。旭に向かい手を合わせていると暖かく優しい力が充填されてくる。朝を迎えられたことに感謝祖先に感謝大地や地球に感謝誰かに小さな手が差し伸べられるように願う。太陽を拝む何気なく行って来た私のルーティン1日のスタート
お月見をしよう 2024年10月06日 | 敬神崇祖(道開き) 9月17日(火)の中秋の名月 十五夜も終わり、10月15日(火)は十三夜です。11月10日(日)は十日夜です。個数分のお団子やおまんじゅうにススキ里芋、栗、その他の秋野菜をお供えします。日本では、縄文時代から、月を神聖視してきました。私も、毎夜、空を見上げては、お月さまやお星さまを見つめて、祈り、安寧をいただいたものです。幼少の頃は、本当にお月さまの中に うさぎさんがいてお餅をついていると信じていました。それに、視力も良くて、本当に、逆さでしたが、うさぎさんたちがお餅をついているような影が見えていました。お月見が収穫に感謝する意味があるのはみなさんご存知だと思います。でも、もう一つ、子どもの成長に対するお祝いの願いを込めた行事だと教えてくださったおばあちゃんがいました。「子どもの健やかなる成長を願って、ちゃあんとやってね。」と言ってくれました。日本には古くから伝承されてきた暮らしの中の行事がいっぱいあります。そんな行事も続けていきたいです。そして、子どもたちもずっと受け継いで行って欲しいのです。
しんぜる〜群馬の方言と敬神崇祖 2024年10月04日 | 敬神崇祖(道開き) 「しんぜる」「しんぜてきて。」「しんぜてあるから、おさがりを頂いてきて」しんぜるが群馬の方言だったとは、知らなかった。どういう意味かというと、神様や仏様に、お供えする。お供えしたものを、下げて頂くときに、お下がりを頂くと言う。毎朝、お水やお茶やご飯をお供えするのです。珍しい頂き物なども、お仏壇や神前にお供えしている。その日、初めてのお茶が遅くなってしまった。小さなお茶碗に最初に淹れたお茶を見て、「これ何するの?」と聞かれた。「しんぜるのよ。」って言ったら、しんぜるが意味が分からなかった。そして、神棚やお仏壇にお茶をあげることを知らない人が増えていることにハッとさせられた。神様、仏様にお供えする。おさがりをいただくこと。継承し続けて欲しいなあと思います。