ケパとドルカス

『肝心なことは目では見えない』これは星の王子さまの友達になったきつねの言葉。

四代目が待たれる必携の新聖書ハンドブック

2018年12月10日 | 聖書

十日前の今月1日、「聖書の学び方」と題して聖書を読んでいて、わからない箇所などはスタディバイブルで・・・・・と紹介した。しかしそれに忘れてはならない、とっても大切な竹馬の友「新聖書ハンドブック」を忘れていた。(写真は著者で牧師でもあった博士)

皆さんご存知の下記聖書箇所、それをもとにこの書が如何に優れているかを紹介しよう。

"しかし、兵士のうちのひとりがイエスのわき腹を槍で突き刺した。すると、ただちに血と水が出て来た。"(ヨハネの福音書 19章34節 第三版)

この「血と水が出て来た」について、少々引用させていただく。
[イエスは十字架につけられて6時間後、やりで脇を突かれた時にはすでに死んでいた。ある医学の権威は、心臓破裂の場合のみ、血液は心臓の外壁つまり心膿に集まり、血餅と水のような血清とに分離する」と言っている。もしこれが事実なら、イエスの死の直接肉体的な真因は心臓破裂であった。強度の苦悩と激しい血圧のために、イエスの心臓は破れたのである。イエスは世の罪のゆえに、傷心のあまり死んだというのは、文字通りであろう。人間の罪ゆえの苦しみは、人体の限度以上なのであろう。]


聖書を学ぼうとする者にとって、この本の重要さは言葉に尽くせない。また私たちの神学生は全員、この本を参考書またはテキストとして所有しておられるはずである。新改訳聖書をもとにした簡易にして必須の手引きと解説、註解、キリスト教史、神学がある。最も重要なことは、著者の聖書を神の言葉として信じる信仰である。授業だけでなく、ぜひ聖書とペアで必携の書として、漬物になるほど読み込んでおきたいと思う。

下の写真は所蔵している三代のハーレイ(ヘンリー・H・ハーレイ)の「聖書ハンドブック」である。これには少々説明が要る。所蔵は青い装丁のが再販、赤いビニル装が三版、緑のハードカバーが新聖書ハンドブックである。

1953年 初版(聖書図書刊行会)
1963年 再販(聖書図書刊行会)¥1,500
1980年 三版(いのちのことば社)¥3,200
2009年 新聖書ハンドブック(いのちのことば社)¥3,800

現在、新聖書ハンドブックが在庫切れなのに、増刷されていない。だから新しい神学生が入手に困っているらしい。私の予想だが、昨年末に新改訳2017、今年末に聖書教会新共同訳が出たので、それらに併せて新聖書ハンドブックの再版(第二版)が出るのではないかと思っていた。しかし1年経っても未だ出ないと言うのは異常事態だ。

いのちのことば社さーん、早く世に出して欲しい。けれどもみんなが持てるよう、税込¥5.000以内に抑えて欲しい。




ケパ




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