命のカウントダウン(健康余命3605日)

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インフルエンザワクチン、何をいまさら

2020-09-11 23:40:29 | インフルエンザ
 加藤勝信厚生労働相は11日の閣議後の記者会見で、今冬のインフルエンザワクチンの接種時期について、10月1日から65歳以上の高齢者ら定期接種の対象者に接種し、それ以外の人には同月26日以降の接種を求める方針を示した。加藤厚労相は「必要な人が接種を受けられるよう協力を」と呼び掛けた。

 それでなくても、今年は、高齢者を無料化するのかどうかで混乱しているのに・・・
 末端の医療機関で、既に、予約を入れていただいた患者さんに対して、10月26日以降にして下さいと言わねばならないのだろうか。
 高齢者のインフルエンザワクチン接種がそれだけ必要だと思うのならば、全国統一して65歳以上のワクチン接種の無料化を同時に促すべきだと思うのだが・・・・

無料化するかどうかは、各自治体任せにして、接種期間の設定だけを今になって規制するなんて・・・・

こんな事を今になって言うという事は、今シーズンのインフルエンザワクチンの需給バランスに大きな不安を持っているという事の裏返しとしか思えない。

この政策が、ワクチン不足の雰囲気を一段も二段も盛り上げる事は必然だと思うのですが・・・・何考えているのだろうか、厚生労働省??
頭のいい人が集まっているはずなのに・・・・バッカじゃなかろか?と、思ってしまう私の想像力不足なのですかねぇ????

オノアクト

2020-09-11 21:36:18 | 心房細動・心不全
 三重大医学部付属病院(津市)は9月11日、同病院の男性医師が約2年間にわたり、実際には投与していない薬剤(オノアクト)を「投与した」として診療報酬を不正請求し、カルテを改ざんしていたとする同大第三者委員会の調査結果を公表した。改ざんは約2200件に上り、不正請求は約2800万円に上る。

この報道に対して、私を始め、殆どの医師が疑問を抱いた「何で、勤務医が、自分の収入に全く無関係なレセプトの不正請求をしたのだろうか?」と

開業医であれば、使ってもいない薬を使いました と、 不正請求すれば、その分、そのままそっくり自分の収入増につながる。

だから、それなら、納得は出来る。でも、今は院外処方が主流になっているし、税務署だって誰でも思いつくそんな方法に対しては、色々な方法で目を光らせている。

それゆえ、この事件で、私の興味は2つ。

1つは、何でそんなことをしたのか?収入増に全くつながらないのに??

2つ目の疑問は・・・・なぜ、バレたのか です

開業医や、個人病院であれば、先ほども言いましたように、使っていない薬を使ったという不正は発生しやすい不正ですので、色々なところで目を光らせていると思うのです。ですが、公立病院でそんなことをしても、得する人は普通に考えるといないと思われるので・・・監視する人もいないと思うのです。

密室である手術室内での手術ミスがバレるのは、ほとんどが内部告発です。
今回も、オカシイ!と、感じた誰かの内部告発ですかねぇ
ひょっとすると、次期教授をめぐる「痛いところの探り合い」で、バレたのかもしれません。

改ざんしていたのは臨床麻酔部の40代医師で、この薬剤の積極的使用を部内に指示していたのは、50代の教授だったとのことです。そして、この40代医師は、教授に良く思われたかったのが動機のようです。

これまでのところ、小野薬品からこの二人に直接的な金銭の授受は認められていないようですが・・・・教室への寄付はあったようです。

 小野薬品の株価、この5日間で下がっているかと思ったら・・・・
 上がっているじゃありませんか!!! 来週は下がるのでしょうかねぇ

薬剤に罪は無いのだけれど・・・



インフルエンザワクチン 高齢者無料化は良いけれど・・・

2020-09-11 12:08:28 | インフルエンザ
大阪府が、65歳以上の方のインフルエンザワクチン接種無料化を9月9日発表した。
奈良県にもその余波が押し寄せてきている。
県内の自治体でも、同様に65歳以上のインフルエンザワクチンの無料化を考えているところが多いらしく、我が田原本町も、9月11日に至った今日になっても、高齢者のインフルエンザワクチンの問診票が届いていない。
値段を決めかねているらしいのだ。

新型コロナ感染症がまだまだ猛威を振るっていて、それと症状では見分けのつかないインフルエンザの罹患率減少のため、高齢者へのワクチン接種の奨励、無料化は勿論良いことなのだけれど・・・

無料化すれば、高齢者のワクチン接種率は増加する。
インフルエンザワクチンの増産はなかなか難しい
 厚労省によると、今冬のインフルエンザワクチンの供給量は昨冬より7%多い約3178万本になる見込みで、最大約6356万人分となるとのことだが、10月、11月は、需給がひっ迫すると予想されます。

何が言いたいのかというと、高齢者を無料化すると、ほかの世代にしわ寄せがいく。と、いう事です。最大限に頑張っての7%増産なのでしょうが・・・
現場の混乱が予想されます。

インフルエンザワクチンを接種希望の方は、早めの予約が必要だと思います。
 今冬のインフルエンザワクチンについて厚生労働省は26日、接種が始まる10月前半は定期接種の対象となっている65歳以上の高齢者らを優先とし、任意接種となっているそれ以外の希望者には接種を待ってもらうように呼びかける方針を決めた。同日の専門家の部会に考え方を示し、おおむね了承された。
 接種の開始は例年通り10月1日を予定。この冬は新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に流行する可能性があり、接種を希望する人が増えると見込まれている。供給量は当面は数が限られ、徐々に増えていく見通し。希望者が殺到するなどの混乱を避けるため、まずは高齢者への接種を早めに呼びかけることにした。
 10月後半からは、患者に接する機会の多い医療従事者、重症化のリスクが高いとされる持病がある人や妊婦、子ども(生後6カ月~小学2年生)へ接種を呼びかけていくことを計画している。日本感染症学会も、高齢者とともに「接種が強く推奨される」との提言をまとめている。それ以外の人への呼びかけはしないが、希望者は接種できるとしている。
 厚労省によると、今冬のインフルエンザワクチンの供給量は昨冬より7%多い約3178万本になる見込みで、最大約6356万人分となる。現在の4種類のウイルス株に対応するワクチンに変更された2015年以降で最大の供給量になる。(土肥修一)