茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

奈落

2009年08月01日 | Weblog
NHKで
香川県の琴平にある
金丸座の舞台裏の様子が紹介されていました
奈落を上げ下げする裏方さんたち
座の空間を秒単位で駆け巡る役者さんたち
思いがけない登場の仕方に大いに沸くお客さんたち
熱く息が通い合う
主客一体となった一座建立の過程に引き込まれていくうち
ふと
「奈落付き茶室」が頭の中に現れ出でてしまい
とまらない..

茶碗を手にした亭主がすっと点前座に上がってくる
一服のお茶が点ち
お正客がそれを取り込んで一口召し上がる
すると
点前座に次客用のお茶碗がすすすと上がってくる
二碗目を点て
次客が一口召し上がると
三客の前にお茶が現れ
一呼吸おいて四客の前にも
そして
絶妙なタイミングで流れるように
末客までお茶碗が出る
キノコが生えてくるみたいに
奈落からお茶碗が上がってくる
そして
拝見が終わった頃合いに
すいっ~とお茶碗たちは下がっていく
つまり水屋が下になるわけで
みんなが上の気配に耳を澄まして
熱い
いや、カメラを利用した
ボタン一つのラクラク奈落もありかな

おいおい、茶の心はどーしたあ?
とか聞かないで下さいね
ただいま暴走中~
そういえば
二階建て茶室が高台寺さんにありました
奈落付きではないですが

暴走ついでに
「お軸は?」なんて聞かれると
お床が回り舞台のように回って
大徳寺の和尚様が現れて
お説教してくださったりして
いえ小坊主様で結構ですので
そんなどっきりびっくり茶会もやってみたい♪

なこと言っていると
奈落行きかあ~?