今回は配信動画。
SONY製品情報のBRAVIAの項目を探ると判るのですが、当シリーズは有線LAN端子装備は勿論のこと、無線LANも内蔵しています。 テレビ部屋やホームシアターにLAN配線が無くとも無線ルーター経由で手軽にインターネットへ接続できるんですね。
△ ネットへの接続は、別途ルーターと各種設定用PCが必要。 本機とモデム(ルータ未搭載)だけではインターネット接続はできません。
この手軽というのがミソで、私も当初は配信動画を大画面で見るということには興味がなかったはずが…、今ではチラホラアクセスするようになってきました BRAVIA戦略にまんまとはまった格好です。
で、先ずは注意点。 スマートにホームネットワークへ接続できる無線LAN搭載機は2011春モデルではHX920、HX820、NX720シリーズです。 無線LAN搭載機の対応商品表にもUSB無線LANアダプターが表示されるていますが、誤って注文したり、量販店でオマケされたりしないようにしてくださいね
■ 参考写真 (YouTubeから)
○ ノイズリダクション系の3項目と[リアリティクリエーション]をオートに設定。 ほか、HD設定と変わらず。
「特訓するねこ。」 360p http://www.youtube.com/watch?v=hPzNl6NKAG0
「猫にしつこいインコ」 360p http://www.youtube.com/watch?v=5qq0HjGN8MM
「イモムシなネコ」 360p http://www.youtube.com/watch?v=ZUOH2LkD0pM
「猫なべ」 240p http://www.youtube.com/watch?v=JJltke9Lgik
「入るねこ。」 360p http://www.youtube.com/watch?v=mxPXPv3oNY4
いずれも「ねこ」の検索上位から適当な作品6つの一場面を抜粋。 リンクのクリックもお願いしますね
写真では判り難いのですが、SD映像特有の白化が軽減し色彩が豊かになり、猫の毛並みはPCで見るより精細感と質感がアップしています。 そしてブロックノイズの処理の仕方などは、40W5にPCを繋いで拡大再生したモノよりずっと見やすい画になっていると感じました。 近頃になって配信動画対応を強く提唱し始めたのは、新映像エンジンの利用価値を高めようとする戦略だと確信しましたネ(笑) (フルスクリーン比、オリジナル解像度ではPCがキレイです)
ただし、「見やすくなった程度」というのがポイントで、汚さは調整次第で解消できるものの、SDはしっかりSDと判別できる品質なのは変わりません。 業界的には画期的なんでしょうけど、配信動画に関しては動画自体が持つビットレートの問題もあり、全てを確実に多くの方が望むような高画質へとはいきません。 あまり過信しませんようにお願いしますね。
そして、ネットに繋げられるといっても、本体・USBがキーボードやマウスをサポートせず、独特のGUIもあって操作性が物凄く悪く、即TVで積極的に配信動画を見る習慣が普及というには短絡的です。 それに、おそらく皆さんの配信動画の試聴スタイルも「PCをしながら息抜きに」「web上にあったURLをなんとなくクリック」程度でしょうから、このような習慣が根付くかどうかも未知数です。 (2011.8、同社製PC、BLUETOOTH搭載VAIOのキーボードでBRAVIAへの文字入力が可能になるアップデートが開始されました)
△ このアップコン機能は配信動画チャンネル専用ではないので、TV放送、PCのモニターとして使用したときにも効果を得ることができます。 また、操作性重視ならPCとHDMI、またはDVI(要HDMI変換プラグ)接続という方法もあります。
とまぁ苦言を申しましたが、低画質動画の場合は低画質と判るものの、PCで拡大再生するのとは違って汚さはかなり低減されているので、一見の価値はあると思います。 ドウゾお試アレ。
――――――――――――――――――――
SONY BRAVIA KDL-46HX920 画質設定編…の前に
SONY BRAVIA KDL-46HX920 画質設定編vol.1
SONY BRAVIA KDL-46HX920 画質設定編vol.2
SONY BRAVIA KDL-46HX920 画質設定編vol.3
SONY BRAVIA KDL-46HX920 画面モード編
SONY BRAVIA KDL-46HX920 "黒浮き"検証編
SONY BRAVIA KDL-46HX920 "黒浮き"緩和設定編
SONY BRAVIA KDL-46HX920 3Dレビュー