今回は、2014.3.18にサービスインした…にもかかわらず運営上のトラブルで3.26に延期・再デビューを果たした『大航海時代V』を紹介します
* 今回、攻略情報はありません。
KOEIの『大航海時代』シリーズは、現実の大航海時代15世紀-18世紀頃まで(各作品で幅に差がある)をモチーフにした海洋冒険RPGです。 世界各地で探検・発見をする"冒険"、珍しい品々を取引して巨万の富を得る"交易"、自国を武力の面で支えたり、海賊行為をして名を轟かせる"海事"、という3つの軸を基本に、少々のフィクション・ファンタジーを織り交ぜて大航海時代の空気を体感できるゲームです。
ナンバリング最新作『大航海時代V』はブラウザゲームで、これまでのシリーズよりシステムが簡潔になりすぎていたり、課金アイテムへの誘導があったりと、不満がないわけではないのですが、ゲームに対する初期投資はほぼ0という手軽さがあり、オススメしやすい作品となっています。
と言っても、他の"剣と魔法"のゲームのように、即フィールドに出て魔物を狩るぞっという形式ではないので迷うこともあると思います。 他タイトルとは違う基本部分を紹介しましょー。
■ 始め方
まず、コーエーテクモが運営するオンラインゲーム総合サイトにアクセスし、会員登録。 それから同サイト内の大航海時代Vのページからゲームを起動させます。 初回には、アドオンをご使用のブラウザにインストールする必要があるので、注意書きや発行元を確認のうえ、インストールします。
ゲームデータを読み込んでいるところ。 ほぼ、起動ごとに多少読み込みがあります。 低速度のインターネット、または回線混雑時には最大3分程かかる場合もあります。(全て読みこむ場合は通常30秒ほど、バーの途中から始まった場合は10秒ほど) このゲームの面倒なところですね。
■ 航海に必要なもの&移動
ストーリーの導入を進めていき、いよいよ海へ漕ぎ出します。
航海に必要なのは、"船"、"航海士"、"船員"、"食糧"です。 順当に進めていけば説明がありますし、迷うことはないかと…。 また、船1隻は序盤に無償で手に入れられます。
序盤は、他都市や、お宝が眠る各拠点を自力で探す(海図上をクリック)ことになります。 都市は現実世界での位置と遜色ないので、迷ったらそういうものも参考に…。 行動力切れ、食料切れにはくれぐれも注意w
一度発見した都市・拠点は自動移動が可能となります。 画面左の海図にある他都市などの"目的地"をクリックすると自動で最短ルートを確定。 他海域へ行きたい場合は、その方向の海図の縁をクリック。 ルートを保ったまま海図が切り替わります。
[出航]で移動開始。 他シリーズとは違い、移動所要時間は移動距離と相関がありません。 イベントがなければ一律十数秒で移動完了。 イベントが重なると1分ほどかかる場合もあります。
帆を操作すると物資が手に入ったり、ときには拾い物も。 逆にバッドイベントも発生しますが、制限時間内に正解の対処法を選択することで被害が抑えられます。 他には、大航海時代の醍醐味の一つ、海賊や外国艦隊(いずれもNPC)に襲われることもありますヨ。
■ 交易
大航海時代の醍醐味は交易での一攫千金…。 なんですが、交易システムは簡素で、現在解放されている海域がEUと地中海のみということもあり、交易はかなりさみしい感じです。
過去のシリーズのⅣの劣化版といえば分かりやすいかと…。 基本的に1隻の船に1種類の交易品しか載せられませんし、あとで荷の積み替えをすることもできません。 吹っかけ・値切りのようなコマンドも任意で発動できず、該当スキル持ちの航海士を配置しての運任せなので面白みは少ないです…。
この他に、交易品を新規で出したりグレードアップさせたり、自国(所属国)の影響力を高める投資もあります。 投資効果を決めるのはブラックジャック風のミニゲームになっています。
■ 海戦
大航海時代の、これまた醍醐味の一つ、海戦です。 …なんですが、これもブラウザゲームということで簡素な?出来になっています。 まぁ一応船は3DCGですけどね…。
現在、戦闘は対NPC戦のみ。 出航画面で他艦隊を目標にするか、航海の途中で他艦隊とエンカウントすると海戦の始まりです。
まず、全艦船による一斉砲撃戦。 この時点でプレーヤーは操作する必要ナシです…。 上の画像は運良く?砲撃戦のみで撃破できた場合。
決着がつかない時は各個撃破ステージ(一対一)へと移行。 戦法の効果はジャンケンの関係になっています。 が、そこには航海士・船の戦力が加味されているので、それだけで必ず勝ち負けが決まるワケではありませんが。
序盤の敵は自らの船の得意戦法しか使ってこないので、示される敵の得意戦法の裏をかくだけでOK。 戦力の高い船団ともなると戦法をランダムに変えてくるので注意。
自軍船団が強くなってくると自動戦闘([結果を見る]コマンド)でも負けることは少なくなってきます。 回数をこなさなければいけないシーンも出てくるので、航海士・船を強化しつつ、自動戦闘もうまく利用しましょ。
■ 冒険・発見
発見物の発見は各海域の"拠点"で行います。
初めての拠点に着いたらまず調査。そこで遺跡を発見し[発掘]することでさらに発見物やアイテム、ゲームで使用するポイントなどをゲットしていきます。 (2014.4.12現在、[調査]での発見のみで[発掘]ができない拠点や、複数の発掘対象がある拠点もあります)
イライラの原因[発掘]です。 画面右の岩のカタチをした部分をクリックしてお宝を当てていくこれも超簡単なミニゲームですね…。 お宝のほかに、スカ、トラップ、盗賊というハズレが散在…。
1つクリックするのに1消費する発掘ポイント(pt)は、航海をするかレベルアップするかしか得る方法がないので、ただでさえ溜まりにくく、発掘ptを減らされるトラップに引っ掛かることもあるので、かなりイラつきます 1遺跡辺り発掘ステージは5階層あり…、何度も繰り返し訪れてチャレンジする必要があります…。
■ 他には…
基本的には上記の事を行って進めていきますが…、
クエストをこなしたり、
航海士をスカウトしたり、
その航海士を育成・覚醒(いずれも他の航海士を食わせるw)させたり、
海戦や拾って得た資材で船装備品や船設計図をゲットし、自船団を強化します。
しかも本編の主軸は、世界の地形を変えて冒険するなんていうトンデモ進行であります…w
■ 最大のウィークポイント、『行動力』
このゲームは何をするにも…というと大げさですが、移動(仕掛け海戦含む)、投資に行動力が必要です。 回復はなんと3分に1…。 始めてすぐに海で迷うようなことがあれば、何もできないままリアル1日が終わってしまいます。
が、実際には序盤にも回復アイテム『気力の素』のストックがある(と思う)ので、そんなに深刻にはならないハズです…。
これは体験しないと感覚が分からないコトではあるんですが…、ガッツリしようとするとかなりのストレスになります。 あくまで日中のちょこちょこと空いた時間にちょこちょこっとするゲームですね…。
■ 2014.4.12時点の感想
大航海時代Vは基本的にこんな感じです。
ひよこは早期に始めたこともあり、(初期に問題になった抜け道行為はしてませんがw)それなりに成長=行動力が多くなったので、不都合な点は少なくなりました。 航海士はまだ半端な成長ですけど、戦闘で負けることはほぼありません。
まず率直な感想は、『雰囲気とテンポはいいが、ナンバリングにしてほしくなかった』です…。
特に、ブラウザゲームという超ライト&インターネットへの接続必須、オンラインなのにフレンド機能の貧弱さ、課金対象のえげつなさ、が気になっています。
ブラウザゲームというのは、ユーザーにとって初期投資がほぼ要らず、データが飛ぶ心配が少ないという利点はあるものの、過去重厚な世界観をまとっていた当シリーズには似合わない面があります。 それに、"オンライン"ならガッツリプレイできる本家DOLがありますし。
フレンド機能もあることにはありますが、今のところ利点はレンタル船で優先的にリストに上がるのみ。 コミュ障(?w)の私にとってはまぁどうでもいい点ですけど、オンラインを謳うには貧弱すぎる仕様です。
最後に、課金対象…。 正確には課金してポイントを買い、そのポイントとアイテムを交換するカタチであり、使用対象も多岐にわたりますが、実質このゲーム課金対象は、行動力、船完全修理、発掘回数回復の3点に収束しますね。 船完全修理以外は完全に行動力縛りを解放させるためで、足元を見られているようで不快です "船完全修理"もその船の最大耐久度がそもそも8割と思えば気になりませんw ポイント(ジュエル)は課金だけでなくゲームを進めていくうちに無課金でも手に入りますが、量は少ないので使いどころに苦慮します。
まぁ…収益が上がらなければ運営は終わってしまうので、課金の件にとやかく言えませんが…。 あくまで勝手な希望ですが、課金ガチャゲー初心者の私的には、『必ず強力な航海士(ガチャカード)が手に入る』や『強力な船の設計図が手に入る』、または『所持している航海士や船の数値にボーナスをつける』とかのほうが納得はしやすいかなと。 DOLのほうではオプションで奉仕しているので、大航海時代Vは無課金で行く所存です