事前予約投稿です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回は,塾のパンフレットを見る際の注意点第5弾です。
第3弾までは,合格者数の見方の注意点についてお話しました。
今回は,各塾がウリにしている指導方法について(その2),
ーーーーーーーーーー
さて,塾のパンフにこのようなことが書いてあったとします。
1:学力別クラスです
2:少人数制・個別指導に力を入れています
これは前回の記事と内容が被っています。
たいがいは1の学力別クラスは入塾テストがありますし,
2の少人数制・個別指導の塾は入塾テストがありません。
仮に入塾テストがあっても,参考程度で,1の学力別クラスのような塾のように
結果によっては入塾ができないということは,よほどのことがないかぎりありません。
ということで,前回の記事(第四弾)のものをご覧になっていない方はそちらを
ご覧になってからの方がわかりやすいと思います。
今回は,学力別クラスと,少人数制・個別指導の
落とし穴に特化して説明したいと思います。
学力別クラスというと,
「頭が良い子が行く!」というイメージが強く,
「この塾に行って,志望の学校に行けた!」とか「この塾のおかげで成績があがった!」という
言葉を発する生徒も多くいます。
しかし,学力別クラスを指導している塾の多くは集団授業ですので,
多くの生徒にその塾に入ってもらいため,「うちの塾は良いよ!ぜひ、友達も誘いなよ!」とよく生徒たちに話す先生がいます。
悪く言えば洗脳です。
でも,それが完全にわるいことではありません。
その塾に入ったなら,その塾を全面的に信頼して勉強することで,本当に成績は上がってきますし,
合格する力が育ちますので。
しかし,その言葉を,他の塾へ行っている,もしくは塾に行っていない,学校のクラスメートが
真に受けて,「その塾に行けば,その友達のように成績があがる!」と思いこみ,
その塾に行くのは危険なんですよね。
それはなぜか。前回お話したように,
集団指導の学力別クラスの塾は
「細かいことは自主性にまかせ,難関校・有名校の受験指導を中心にするから!」という塾なので,
定期テストまで細かい指導をしないとテストで点数取れない子,とか
偏差値55以上の難関校・有名校を受けない(受けることができない)子には,かえって逆効果です。
塾によっては,偏差値60以上の学校を目指すクラスには手厚い指導なのに,
そうでないクラスにはある程度の指導しかしないところもあります。(そういう塾はごく少数ですが・・)
バイト時代に,少人数指導をしていた塾の生徒が,
中2までは定期テスト対策まで細かにしていったため,成績があがった子で,
こちらがプリントを渡したり,宿題を出すと,きちんとやってくるが,
そうでないとやらない子がいました。
ですので,たとえば「英単語は自分で覚えておいて。」と言ったときは何もやらずに,テストで結果が悪く
こちらが「英単語暗記プリント」を作成し,暗記が完全にできるまで何度もやらせていったときだけ,
テストの結果が良い子,ということです。
しかし,その子は,「自分は頭が良い!」と思ったのと,
学校のクラスメートに
「名のない,今通っている塾より,私の行っている大手塾(集団指導・学力別クラス)に来た方が良いよ!
だって,その塾で私は成績があがったんだもん!」
と言われ,突然,個別指導の塾を辞め,大手集団指導塾の方にいきました。
でも,(他の生徒からの情報ですが)
結局その子は,私たち