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社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

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子育てセミナーで不思議に思うこと

2015年11月04日 16時38分02秒 | 教育者としてのつぶやき
この前、娘の関係で、子育てセミナーみたいなところに参加しましたが、やはり、私は、マイノリティー(少数派)なんだなぁ、と感じました。

子育てセミナーの講師さん、話はわかりやすいですが、とにかくハイテンション。
そして、「こうしなきゃ、子供は育たない」とか、「お子さんの将来を握っているのはお母さんの努力次第」など、お母さんへの責任を重視するような発言をされる方でした。

確かに、子育ての中で、お母さんの役割は大きいです。しかし、お父さんが子育ての邪魔をしたりしても、それまでお母さんの責任にされる風潮があります。

私の場合は、自分の父親が本当に育児放棄どころか家族放棄だったのに、それをさせているのは妻、つまり、私の母親が悪い、と周りの人は言いました。
そういう世間の行動はわかっていたので、私が万が一、犯罪とかおかしたり、有名高校、大学などに受からなかったら、また、世間は、父親でなく母親を批判するんだろうな、と子供心に感じ取ったので、世間的には努力不足などの文句をつけられないような行動をしてました。
唯一、世間から批判されようと貫いたのは、「二人目の子供を産む努力をしない」だけです。それだけ、三回の流産、と、娘の育児で受けた孤独感と劣等感、および、それに伴う精神障害発症は、私の心の奥にトラウマとして残っているんだな、と思います。初めて、世間に公に逆らったんですね、私。


あ、話を戻します。

その子育てセミナーでもそうですが、色んなセミナーに参加したり、企画に参加(塾講師時代に受験説明会など)したりしましたが、ほとんどの講師が、方法論しか話さないのが不思議でした。


「こうすると、こんな素晴らしい子供になり、あれをしたら、ダメな子供になる」みたいなことを多くの講師が話すのですが、私の一番の疑問は、「素晴らしい子供、ダメな子供、って、誰の基準だろう?」ということ。

子供本人が、「自分は生きていて幸せだ!毎日が楽しい!」と感じることが基準ではないですよね?おそらく、「親が楽か?」とか「世間的にほめられる結果を子供が出してくれた」とかが基準ですよね。

確かに、志望校合格、とか、様々な能力向上、というのは、本人にとって、大きな自信につながります。だから、それを頑張るのは大いに良いことです。私だって、そういう努力を、自分のためにするのは、大好きです。


でも、「だめな子」って、本当に、だめな子なんでしょうか?
どんな人間でも愛せよ、とは、言いません。現に私は、父親を愛せません。
でも、もし、「他の人間より秀でているものがない」という理由だけで、その子を「ダメな子」と、セミナーの人は言っているのでは?と思うときがあります。(全員ではないけれど)

「ダメな子」なんて、とくに、講師や親にレッテルを貼られたら、どんな子供も自分に自信がもてません。そうしたら、その子は、人生の楽しさを十分に感じられないまま一生を終えるような気がします。


だから、あまり、子育ての方法、だけで、子供の良し悪しを、決めないでほしい、と思います。


また、私は方法論だけを語るのは嫌いなタイプで、なぜ、その方法論が良いのか?の理由説明、とか、その方法論に行き着くまでの失敗の歴史なども知らないと、納得できないタイプです。無理矢理、表面だけなぞらえて、方法を真似すると、必ず失敗しちゃいます。

しかし、目の前にいる子供や生徒の、性格分析とか行動分析などをして、その子供の価値観や性格、また、発達障害や精神障害、などを把握すると、その子供に、どう接して、どう言葉かけをすれば、その子の能力をどう伸ばすか?楽しんで人生をまっとうできるか?という方法がわかるタイプの私。
結果的に、自分で編み出した方法で試すと、成功率は高いんですが、「これで、(他のママは)成功した!」みたいな方法を試しても、自分が納得してないものだと、失敗率99パーセント。塾講師時代も、上司に押し付けらた方法では失敗し、それで、また、上司に説教され、終電を逃し、真夜中に自転車や徒歩一時間以上かけてかえるハメになることも多々ありました。

塾講師をしていた経験上、専門的な細かいことを抜きにして方法を提示したほうが、喜ばれるお客様が多いので、方法を提示するのは大切だと思います。
夫は、「細かいことを知っても意味がない!すぐ結果がほしい」タイプなので、じっくり観察、分析をしないと行動にうつせない私は、こだわりが強いとか、愚鈍にみえるそうです。


でも、私は、私の人生を貫きたいし、分析ばかりで行動にうつせないならともかく、きちんと分析した上で方法を導き出し、行動にうつせるのだから、私に表面的な方法を押しつけないで!という気持ちになります。

二回流産してからは、自分の考えすべてが間違っている気がして、どんどん、他人の表面的な方法論を真似て、失敗し、それでさらに自分に自信がなくなり、ついに、精神障害に、となったから、もう、たとえ、他人が間違っている、と言っても自分が間違っていない!と思ったことは貫きたい!と思いました。


(こちらは、育児ブログ、塾講師ブログ、二つとも、同じ記事をあげてます。内容的に、どちらも関係していることだったので。)