Cのぶらぶら歩き

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Google Earthの旅

2006年12月29日 | Google Earth
硫黄島。
東京から南へ約1250キロのところにあります。

今、この島が日米両軍が激しい死闘を繰り広げた島であるということを、どれほどの人が知っているでしょうか。

また、1万3千名余の兵士の遺骨が残されていることを。


島全景。

下方のほぼ直線状のところが、アメリカ海兵隊が殺到した南海岸。
アメリカ軍の指揮官は「5日で落ちる」とたかをくくっていたそうで。






ところが島は易々とは落ちませんでした。
日本軍は栗林中将の指揮のもと大規模な地下壕を構築、36日持ちこたえたのです。

中将はそれまでの、死を前提とした「バンザイ突撃」を厳禁。
将兵はいわゆるゲリラとして戦い抜きました。


島の最高峰、「擂鉢山」。
あの、6名の海兵隊員がアメリカ国旗を立てたところ。



水平方向から撮った擂鉢山。


この島を含む小笠原諸島を日本側に返還するに当たり、アメリカ側はアメリカ国旗を立てておくことを提案、日本側はそれを断固拒否したとの話が残っています。



この島には、いま自衛隊員が300名ほど駐留しているんだそうで。

アメリカ海軍の空母艦載機の夜間離発着訓練が行われています。

家族と国を思い、闘い死んでいった日本軍の将兵が眠るこの地、静かにできないものでしょうか。


コメント
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