先々週だったかな、福島県は下郷町の
“大内宿”に行ってきた。
たまには家族サービスもしないとね。
でも、行ってみれば大混雑。お盆過ぎたから空いているだろうと思ったんだけどなあ。
駐車場は満車だし、頭にきて引き返そうかと思ったけど、ここまで来たらという気にもなって、大混雑の中、結局は行ったのであった。
オレはもう3回目だし、わくわくした気分でもないのだが、教育のためにもコには一応見せておかないとね。
各家の前には小さな堀というか用水路があって、綺麗な水が流れている。
昔はここで洗い物とかしていたんだね。
母の実家のあたりがこんな感じで、ガキの頃ここにおしっこして怒られた記憶がある。
昔は集落の重要な生活インフラだったんだろうねぇ。
うちのコにはこの景色は新鮮に映ったようだ。
店の前ではラムネが冷してあった。水が冷たいから、冷蔵庫は必要ないんだね。自然を利用するというのはいいことだ。
ちょい腹が減って、団子を所望してみる。
素朴で香ばしい匂いがして美味い。
“じゅうねん”という、ゴマの一種をつけて焼いたものだ。
あ、地元の農産物も買わないと。大ぶりのアスパラガスが安い。
“フキ味噌”の試食。ほんのり苦味があって、炊き立ての熱いごはんのおかずにちょうどいいね。
それにしても、綺麗に整備しているものよ。
火の見櫓とかなければ、江戸時代の農家の集落そのものって感じだ。
分厚い萱(かや)。萱葺き職人が減ってるっていうから、メンテも大変なことだと思う。
まだ実際人が住んでいるから、家が持っているのだろう。
人のいない家というのは劣化が早い。