今日はあまりの天気の良さにじっとしていられず、思わずバイクで飛び出した。
向かうは宮城・山形方面。
旧街道を走るのだ。旧街道は交通量も少なく、マイペースで走れるのでアル。
福島県北部の伊達市をぶらついたあと、桑折町に入る。
ここは奥羽街道と羽州街道の分岐点。
古い道にはなぜか柳の木が似合う。
左は羽州街道とあるが、行ってみたら右方向の道に戻ってしもた。
現在の道はとりあえず右に行って、先を左へ曲がるルートとなるのだね。
先を行くと道は傾斜の度を増してゆく。
今でこそクルマとかバイクで坂をぐいぐい登ってゆくけど、その昔はさぞかし難儀したであろうな。
しばしバイクで走ったので、のどが渇いた。
ゴボゴボ音を立てて湧き出す弘法清水をゴクゴク飲む。
こういうところで飲む清水はまた格別の味わいだ。
動画を初めてアップしてみたりして。
峠の頂上は近く、眼下には盆地が広がる。
峠を下って宮城県に入る。
しばらく走ると、茅葺屋根の民家が並ぶ古い集落が目に入る。「下戸沢宿」というらしい。
今日はバイクで来たので、すぐに停まってあたりを見回してみた。
バイクのいいところは、道のスペースを取らないので、後ろを気にせずにすぐに停まれるところ。
クルマだとそうはいかない。往来の激しい所ではなおさらのこと。
この集落、なんかすごく懐かしい雰囲気。
母の実家の集落が昔こんな感じだった。
そばを小川が流れ、集落の人たちが洗い物をしていたのを思い出す。
小川にションベンして今は亡きジジに叱られたな。
あれは我がガキの頃。今はもうコンクリの側溝となり、昔の面影はない。