とは言っても、いつも日帰りの旅ゆえ、出かけるのはせいぜい半径200キロの範囲内。
この距離だと文化が極端に変るわけではないが、店で売ってる野菜とか違うところは結構違うものだ。
食肉も、牛肉より馬肉に親しんでいる地方もある。この道の駅では鯨の味噌漬けを売っていた。
道の駅村田。
この日は山形から宮城方面に向かった。
峠を越えたあたりから空は明るくカラリとなった。日本海側と太平洋側の気候の違いを直に感じる。
そばに町の歴史館のようなものがあったので寄ってみる。
これは昔の石鹸か。
昔の本。チャーチルとかスターリンの顔が見える。戦後間もない頃のようだ。
戦争には負けたが、表紙からはなんとなく明るい雰囲気を感じる。
めんこ。
我らガキの頃は“パッチ”と読んでいたことが多かったような気がする。
パッチを地面に叩き付けて円の中から敵を追い出し、それを自分のものにする単純な遊びだったが、夢中でやっていたものだ。
と、昔話をすること自体、相当歳をとったということなんだろうな。
レコードも買ったなあ。あの頃は街中に音楽があふれていたような気がする。
“おんなの涙”。レコードのタイトルが時代を映しておるね。この頃おんなはまだ弱かった。
今だったら捨てられた男の“オトコの涙”ではないのかの。
ウルトラマンのレコード。これは知らなんだ。
もうレコードもプレイヤーもない。あのソニーのでっかいステレオは捨てなきゃよかった。
“港町ブルース”。
森進一さんもお元気なようでなにより。
村田町歴史みらい館。