SENTIMENTAL JAZZ DIARY

感傷的ジャズ日記 ~私のアルバムコレクションから~

BILL RISBY 「STORIES」

2007年02月02日 | Piano/keyboard

何といっても最初の曲「When Photogen Met Nycteris」に惹かれる。
恥ずかしながらどうもこういった愁いを帯びたウェットなラテンの曲(タンゴ?)に弱い。
ただ作品の善し悪しは理屈ではない。どれだけ感情移入できるかどうかが、自分にとっての名盤になるかどうかの試金石になる。
そういう意味ではこのアルバムも私の中ではたいそうな名盤だ。

ビル・リスビーのこのアルバムはレア盤で紹介されることが多いが、最近ではずいぶん手に入れやすくなった。
彼のピアノは曲によってヘルゲ・リエン的であったり、ジャッキー・テラソン的であったりする。ただ個人的にはヘルゲ・リエン的な深くて静かなイメージの方が強いし、そちらの方が私の好みに近い。

このアルバムも時々取り出して聴いているが、ビル・リスビーという人、はっきりいって正体がわからない人だ。だからわかるまでこの人のアルバムは買い続けるかもしれない。それはそれで面白い。


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