SENTIMENTAL JAZZ DIARY

感傷的ジャズ日記 ~私のアルバムコレクションから~

BRAD MEHLDAU 「SONGS」

2007年02月09日 | Piano/keyboard

今をときめく若き天才ブラッド・メルドー1998年の録音。アート・オブ・ザ・トリオ Vol.3だ。
深く心の奥に沈み込んでいくような音。決してBGMとして聞くべきではない。一人、目を閉じてじっくり聴く。既に何年も聴き続けているというのにいつまでも新鮮なのは、彼の曲に対する解釈とその表現方法が斬新だからだ。
彼は明らかにビル・エヴァンス、キース・ジャレットに並ぶ逸材だ。

話は変わるが、先日テニスのオーストラリアンオープンを見ていて、優勝したフェデラーがどうもこのブラッド・メルドーにダブって見えた。見た目がそっくりだということではない。精神的な強さといい落ち着き払ったあの態度といい、インテリなメルドーとすごく共通点があるように感じたのだ(メルドーはもうちょっと不良っぽいかな)。ただしこれはあくまで個人的なイメージの世界なのでそこには何の根拠もないが、双方ともその道の王者であることには違いない。


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