お気に入り いろいろ

古いもの、新しいもの、気ままに…

松永真“ヒロシマ・アピールズ2007”ポスター

2015-08-09 11:04:42 | 新しいもの


「・・・・この黒い丸は、叫ぶことさえ出来ずに、死んでいった人たちの悲しみと怒りのシンボルです。恥ずべき人類最大の汚点であり、黒こげの日の丸であり、ひいては絶望の地球の姿にほかなりません。
NO MORE HIROSHIMA! NO MORE NAGASAKI!
あれから60年もたったのに、なぜ戦争は終わらないのですか。
2007年8月
                 グラフィックデザイナー 松永 真」

松永真さんが、2007年に制作したポスターと、作者の言葉の一部を掲載します。
8月の猛暑の中、ブリキ星のギャラリーに再び展示したこのポスターを、改めて見ながら、
今年の夏は、これまで以上に、「黒こげの日の丸」のインパクトが強烈に感じられます。

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「淡日」がいよいよオープン

2015-08-08 16:12:21 | いろいろ


疋田実さんは、2013年11月、ブリキ星を会場にして、「そこここ 遊通して ひとつ ー古道具と天衣無縫のものたちの試みー」という展覧会を開催しました。
それから1年9ヶ月、彼が奥さんの美智代さんと一緒にコツコツと準備されてきた「よろず 淡日(あわひ)」が彦根市にオープンします。
大正時代からのよろず屋だった家を手直ししてつくられたそうで、<器や木工品、古道具、駄菓子やおもちゃ、おやつに近江茶、ギャラリー展示などなど>だとか。8月22日オープン、楽しみです。
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黒楽平茶碗

2015-08-07 11:34:58 | 古いもの

  
  

暑い夏は平茶碗です。
これは、立上がりが限りなく低い平茶碗。実にかっこよく、見事な造形感覚です。
ずっしりしていて、使ってみると意外なほど美味しくお茶をいただけます。
黒釉には古格があります。
胴の高さは2センチなのですが、浅くヘラを廻しているのがきいています。
見込みには小さな(約4センチ)茶溜りがあります。
高台脇は浅いヘラが二ヶ所入り、高台内はやや深く彫り込まれ、兜巾(ときん)はおだやかです。
私には宗入に見えます。
明治頃の箱が付きますが、箱書きはありません。

 (口径13センチ、高さ4,1~4,3センチ、高台径5,4センチ)
  <売約済みになりました>
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永楽和全の天目茶碗

2015-08-05 09:34:34 | 古いもの
  
 

和全は、幕末~明治前期に活躍した人。
色絵から楽まで、何でもこなしました。
その軽みには、嫌味がなく、天賦の才を感じます。
この天目写しも、天目釉は美しく、まるで仁清の茶碗をみるかのような見事なろくろです。
内側には、銀彩で万葉仮名が書かれ、高台脇には和全の「永楽印」があります。
箱はありません。

 (口径12センチ、高さ5,5センチ、高台径4センチ)
  <売約済みになりました>
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朝鮮半島の鉄仏

2015-08-03 15:11:16 | 古いもの

   

穏やかな如来座像です。
金銅仏のようなシャープさはありませんが、鉄の素材のもつあたたかさが伝わってきます。
鉄味はよく、全体が黒錆でおおわれています。
この仏さまも当初は、白土が塗られ金箔をはるか彩色がされていたといわれています。
朝鮮半島で鉄仏がつくられたのは、統一新羅後期(9世紀)~高麗前期(11世紀)の短い期間です。
日本でいえば、平安時代にあたります。

 (高さ11,1センチ)
 <売約済みになりました>
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