お気に入り いろいろ

古いもの、新しいもの、気ままに…

中国の古い漆盆

2015-07-17 10:15:47 | 古いもの

 
 

中国モノで、これだけやつれて侘びた漆盆が残っていたとは驚きです。
現役で使用可能です。
表面はやや褐色がかった朱。幾度となく塗り直しされているのがわかります。
縁の金属製の覆輪が顔を出し、縁周りの雷紋と、消えかかっている草花紋の組み合わせが時代を感じさせます。
裏面はオリジナルの朱が残っています。まるで南宋の漆を見るような深みのある朱が魅力的です。
漆下地は灰色の粗い地紛で、所々に白い粒子があります。
中国の漆は詳しくないので、断定的なことは言えませんが、清朝以前の漆盆に見えます。

 (径27,5センチ、高さ2,5センチ)
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根来の匙

2015-07-14 10:02:02 | 古いもの



めったに見る機会のない根来の匙。
茶杓をひとまわり大きくした形です。
やや黄味がかった朱、手取りはふわりと軽く(5グラム)、木が枯れているのが分かります。
薬匙として使われていたと思われます。
時代はむつかしいのですが、江戸中期をさかのぼるものに見えます。

  (長さ19,5センチ)
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平安時代の灰釉碗

2015-07-11 13:48:39 | 古いもの
    

猿投か、多治見周辺の美濃か、どちらの窯でしょうか?
区別は難しいのですが、白~黄色味がかった灰釉の発色などから、後者に見えます。
いずれにしても、11世紀後半、平安時代後期のもので、
後の時代の山茶碗とくらべて、品があります。
縁の呼び継ぎ、見込みの窯傷直しの修理があります。

 (口径14~14,5センチ、高さ5,2~5,5センチ、高台径7~7,5センチ)
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前田家家紋の漆椀

2015-07-09 09:59:31 | 古いもの


梅鉢文は、加賀前田家の家紋。
銀彩で胴部に三ヵ所描かれています。
薄くてシャープな木地のため、ゆがみが生じています。
越前一乗谷の漆椀に似ていますが、この椀はそれより時代が下って、江戸初期のもの。
やはり能登周辺でつくられたと思います。

 (口径14,5~15センチ、高さ8,5センチ、高台径6,5~7センチ)
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李朝の膳

2015-07-07 12:35:45 | 古いもの

 

華奢で風情のある膳です。
李朝家具といえば、再生家具が多いのですが、これはオリジナル。
「海州盤」といわれるタイプです。
左右の側板の蓮の花の透かし彫りがいいですね。
長年使われて、使用痕があり、数カ所修理が入っています。

 (盤面33,5×43,5センチ、高さ26センチ)
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