お気に入り いろいろ

古いもの、新しいもの、気ままに…

東部ジャワ出土10世紀の金銅仏

2022-11-09 16:55:15 | 古いもの






残存数がわずかな、東部ジャワ10世紀の金銅仏です。
動きがあって、抜きもよく、完成度の高い造形です。
黒錆の下には分厚い鍍金が残っています。
金剛界曼荼羅のひとつ、金剛薩埵像のように見えます。
中部ジャワの密教美術はよく知られています。
メラビ火山の噴火により」、中部ジャワ一帯は火山灰に覆われます。
929年頃ジャワ中部から東部に遷都されます。
この仏像は遷都されて間もない頃のもの。
不思議なことに、東部ジャワの金銅仏は11世紀に入ると、突然途絶えてしまうのです。

 (高さ17センチ)
 <売約済みになりました>


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 柿右衛門平杯 | トップ | スマトラ出土 翡翠の母子像 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

古いもの」カテゴリの最新記事