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道路事業やめてコロナ対策に税金を!(「西荻窪の道路拡張を考える会」ブログ転載)

2021-01-08 13:08:34 | 道路問題
(「西荻窪の道路拡張を考える会」のブログから転載です)
(「関根橋」の夜)

132号線沿道を飾るイルミネーション
2021年が明けてもなお新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、1月7日、二回目の緊急事態宣言が出されました。
西荻窪駅の北側、青梅街道に向かう132号線の沿道中程には東西に善福寺川が流れています。そこに架かる「関根橋」にイルミネーションが飾られたのは昨年の12月。
商店街(西荻北銀座商友会)が「コロナに負けない!」と企画したイルミ祭で、沿道の各店舗にもイルミネーションが飾られて、「工夫しながらなんとか頑張っていこう」という街の人々の気持ちが込められていました。
そして、駅からの帰り道、少し明るい気持ちになりました。
ところが、コロナは収まらず、飲食店の営業時間短縮、夜間外出の自粛要請が出される事態になって、これから先どうなっていくのか、商売を仕事を続けていくことができるのだろうか・・・生活はどうなるのか・・・不安はますます大きくなっています。

こんなときに、道路拡張事業!?

「杉並区議会だより」最新号(NO.254 令和3(2021)年1月1日発行)掲載の、
<区政を問う 一般質問>を読みました。
一般質問とは、各議員が「区政全般にわたり、区長をはじめとする執行機関に対して行う質問」(2020年11月16日~19日)で、「議会だより」に掲載されているのはその要旨です。
議員の質疑応答の中で、気になった部分を転載します。

◆コロナ禍が与える負の影響。しかし、私たちは歩み続ける!
大和田伸(自民)
 新型コロナウイルスが杉並区の財政に及ぼす負の影響は。
 歳入見通しはリーマンショック時を上回る過去最大規模の減収を覚悟しなくてはならない。
 歳入が大きく落ち込む中にあっては、「歳出予算を圧縮する」しか予算を編成する方法がない。厳しい財政状況は複数年継続することも覚悟すべきだ。
 予算編成については、聖域を設けず全事業について費用対効果の下、徹底した経費削減・精査に取り組む。

◆コロナ禍のもと都市計画道路を見直し税金の使途を正せ
山田耕平(共産)
 来年度予算は100億円超の減収見通し。区は全事業の見直し・廃止・縮小等を検討。コロナ禍で税金の使途の転換を。区財政はコロナ対策と区民福祉向上に振り向け、住民合意のない都市計画道路整備等は中止を。
 計画事業は待ったなし。都市計画道路事業は中止しない。
 西荻地域の道路拡幅・補助132号線の説明会では、複数の参加者からコロナ禍の折に道路整備を進めることへの疑問の声が出された。計画では250億円規模の事業となる見通し。今優先すべきはコロナ対応。多額の税金を投入する時ではない。
 コロナ禍でも都市計画道路整備は着実に進めていく。

疑問・・・・・一方で、「聖域を設けず全事業について費用対効果の下、徹底した経費削減・精査に取り組む。」と答え、もう一方では、「コロナ禍でも都市計画道路整備は着実に進めていく。」と答える不思議。
どうして杉並区は(区長は)そんなにも道路事業をやりたいのですか? 250億円も税金を使って。

未曾有の新型コロナ感染症が広がるなかで、政治とは何なのかをじっと考えています。

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